分担解剖学と日本人体解剖学の比較!筋骨靭帯の学習に最適な本は?

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今回は、筋骨格系の解剖学の専門書について書いてみました。

日本の解剖学書の中で、医学部などで使用されている代表的な解剖学書には分担解剖学(1)と日本人体解剖学(上巻)があります。

どちらも素晴らしい本なんですが、専門書ですので、一般の本と比べてるとかなりの高額本で両方とも1万円以上します^^;

目次

日本人体解剖学上巻(南山堂)改訂20版の魅力

なんと言っても、2020年の3月27日に新しいイラストを豊富に採用して大改訂された解剖学書です。

改訂19版(1999年12月1日)では?

改訂19版(1999年12月1日)では、それまで3巻に分かれていたものを上下の2巻に統一したこと、それまで使用されていたラテン語やドイツ語の併記をやめて英語表記のみに改定されました。

医学の世界では、すでに英語が主流となっていますので、ラテン語よりも英語のみに絞ったことで見やすくなり、実際使いやすくなっています。

それまで使われていた原図は、できるだけ活かすように使われています。

素晴らしい解剖学の原図ですので個人的には、非常に良い選択だと思います。

改訂20版では?              

今までにない大改訂となっています。

それは、ページをぱっと開いてすぐに気づくレベルのものです。

一番、大きく変わった点は、解剖学のイラスト図です。今まで採用されていなかった新しい解剖学のイラストがメディカルイラストレーターによって作り上げられています。そのため、学生には、部位を確認しやすく、とても分かりやすい構成となっています。

さらに、筋骨格系では欠かせない筋の起始、停止、作用、支配神経が表形式にまとめられており、直感的に頭に入りやすい工夫がされています。

これは、分担解剖学のいいところ取りをしたような印象です。

※最近では、国際的に評価の高い解剖学書の日本語版が多数出版されてきていますが、今回の改定版は、それにいち早く対応すべく考えて作り上げられたように思えます。

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分担解剖学(金原出版)改訂第11版の魅力

日本の解剖学書の双璧の一つと言って良いと思います。

改訂第11版は、1950年(昭和25年)に出版された解剖学書です。

それから、現代に至るまで大幅な改定はなく、誤記などの修正を加えられながら殆ど当時のまま出版されています。

分担解剖学に使われている文章は、最初は読みにくい感じを受けますが、学習が進むにつれて感じるのは、修飾語句を配したコンパクトで理路整然とした文章となっている点です。限られた紙面の中でできるだけ多くの情報を少ない文字で伝える努力の後が見られる名著です。

筋の起始停止や支配神経に関する表記も、最初から独特の表形式にまとめられており、内容の整理にとても役立つように作ってあります。

解剖学のイラストは、オリジナルなものから、ドイツの解剖学書の名著であるRauber-Kopschのイラストも使われており、文章の理解を大いに助ける構成となっています。

筋骨靭帯の学習に最適な本

筋骨格系の学習に最適な本は、どれを選べば良いのか?

悩ましいところですが、結論的には使い分ける方法が最も良いと思います。

イラストだけが採用された解剖学書もありますが、一つは解剖学アトラス(実際の解剖学の写真を採用されてある本)が必用です。

ですので、アトラスを持っている人であれば、日本人体解剖学(上巻)を選ぶこともありです。さらに、日本人体解剖学には巻末に英語の索引がついていますので、色々と調べ物をするときには便利です。

個人的な意見になりますが、どちらかを選べと言われたら、私は迷わず分担解剖学をおすすめします。

この本は、真面目に作られた本です(日本人体解剖学もそうですが・・^^;)。

調べ物をしたり、分からないときには、この分担解剖学に立ち戻って勉強してほしいと思います。

今までの経験ですが、頭の中の整理をするのには、分担解剖学が自分には最も合っていました。

これは、使ってみないと分からないと思いますが、両方とも使った経験での意見です。

もし、学校で日本人体解剖学が指定してあっても、筋骨格系の勉強を本格的に行うのであれば分担解剖学も同時に購入してほしいと思います。

ちなみに、最近では医学書もAmazonなどでは中古で購入可能です(かなり安く^^;)。
できれば、新しい本のほうをおすすめしますが~!

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