どうする家康第11話のネタバレ感想!信玄との密約はどうなった?

どうする家康の第11話を視聴してから書いています。今回の話では、信玄との密約がテーマでした。どんな形で信玄と密約を交わすのか?信玄とは、どんな人物なのか?など、色々きになるところですが、阿部寛さん演じる武田信玄がいよいよ初参戦した記念すべき回で、とっても面白かったですね。女城主の田鶴の存在もまた、今回の見どころの一つだったように思います。

目次

「どうする家康」の前回(10話)のあらすじ

側室選びのNHKとしては、珍しい回?

岡崎城内の別棟、築山に居を移した瀬名は、近頃、薬草の調合に凝っています。また、築山は、城下の者たちも出入りしやすい場所にあり、そこに移ることは、民たちと親しく交流して、時に悩みを聞き、それを夫である家康の耳に入れるためでもありました。瀬名と家康との間は、相変わらず仲睦まじく、幸せそうでしたが、そこに家康の母、於大の方がやって来て、早く次の子を作るか、家康に側室を持たせるよう進言。そこで、瀬名は側室選びには、自分も参加させて欲しいと自ら名乗り出ます。こうして、於大の方と瀬名の謎の嫁姑連合軍による、家康の側室選びが始まるのですが、なかなか良い女性が見つかりません。そんなある日、配下の者が野生のイノシシを捕獲し、それをさばける者を探していたところ、お葉とい女中が名乗りを上げ、見事、イノシシをさばいて見せるのでした。それを見ていた瀬名は、お葉が気に入り、お葉が家康の初の側室となることに決まります。やがて、家康との間に、一女をもうけたお葉。しかし、彼女は実は、同じ女中仲間の女性と相思相愛の仲になっていました。彼女は、全ての事情を家康に告げた後に、側室を辞退させて欲しいと申し出ます。家康は、彼女が側室を辞退したい理由を瀬名以外の者には明かさぬまま、お葉を一応立場上は側室扱いのまま、城内で、愛する女性共々働きながら、娘の世話が出来るよう環境を整えてやるのでした。

「どうする家康」(11話)で感動したシーン

お田鶴の可憐で、勇猛果敢な最期

引間城の女城主となったお田鶴が、徳川軍に城を包囲された後、城門を開け、最後の総攻撃に向かい、馬上で銃弾に撃たれ、儚く散るシーンです。10年前、まだ今川義元健在の折には、瀬名とお田鶴は、年頃の仲の良い友達同士でした。その頃の二人のやり取りが、最後の戦いに赴くお田鶴の胸に去来し、その最期の切なさをより一層際立たせていました。彼女は、まだ娘時代の頃、瀬名との会話の中で、自分は椿の花が好きだと話していました。その理由は、寒い中でも凜として咲くから。そして、自分もそう生きたいと語っていたのです。お田鶴の最期は、まさにそんな彼女らしい最期で、立派に感じました。

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「どうする家康」(11話)で気になるシーン

信玄と家康が、直に話すシーン

武田信玄と家康が、直に話すシーンです。信玄と話すことになったものの、その場に来たのは家臣の山県と穴山で信玄が来なくてホッとした家康は、石川数正と酒井忠次にその場を任せて、逃げ出します。しかし、それは信玄の狙い通りの行動で、山中で本多忠勝と榊原小平太と共に数正等の会談が終わるのを待っている家康の元に、信玄はのっそりと現れます。温かい茶と団子を振る舞い、今川の領地を互いに攻め、自分たちが攻め落とした分だけ、互いに今川の領地を手にしようという密約に、ビビりながらも応じる家康。特に気になったのは、信玄が差し出した団子を、家康はほんの少しかじったのみで、残りを信玄が豪快に食べたところです。この団子は、まさに今川領を象徴しているのだろうなと感じました。あと、山中で家康が瀬名のために栗を持って帰ってあげようと栗を拾うシーンがありましたが、実は信玄が先に栗を拾い集め、紙に包み、去り際、家康に奥方へ渡すようにと家康にその包みを持たせます。信玄の気さくさ、気遣いの細やかさが描かれていて、豪快なイメージのある信玄の、別の側面が見れて興味深く感じました。

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「どうする家康」次回(12話)の展開予想

氏真と家康の一騎打ち?

11話からの続きで、武田と徳川が今川の領地をどんどん手にして行く中、ついに今川氏真は追い詰められ、掛川城に籠城するのだと思います。史実では、その包囲をかいくぐり、氏真は妻の実家である北条家へと逃れるのですが、次回予告を見る限り、その前にどうも家康との一騎打ちが行われる模様です。二人の本音がぶつかり合う、そんな熱いシーンが展開されることを期待しています。一方で、まだ存命していた頃の今川義元も、新たな回想シーンで登場するようで、そこで彼が若き頃の家康に何を話したのかが気になります。

「どうする家康」(11話)で、好きなキャスト

お田鶴役の関水渚さん

お田鶴役の関水渚さんです。芯の一本通った、戦国の世の勇ましい女性を見事に演じ切ったからです。お田鶴のことは、今回の話で初めて史実であると知りました。戦国時代、男性の城主に代わり、女城主を務めた女性は、以前大河ドラマにもなった直虎以外にも、岩村城のおつやの方や、九州の立花誾千代などが有名ですが、他にもまだまだいたのですね。夫を亡くして、髪を切り尼そぎ姿となった彼女の勇猛さと、凜とした姿は、関水さん以外、お田鶴の役は務まらなかったのではないかと感じさせます。今回の彼女の美しく気高い女城主としての縁起が高く評価され、今後、女優として活躍の場が広がることを切に願います。

また、復讐に燃えているのかと思いきや民を想い、瀬名に対しても変わらぬ友情を持っていたのが描かれていて切なくなりました。回想シーンで過去の娘時代の瀬名と楽しそうなシーンの田鶴も可愛かったです。また設定した場に来ず山の中で家康をもてなしていた信玄も魅力的だなともいました。阿部寛さんが長身なので存在感があって信玄入道と言われるワイルドな感じがハマっていると思いました。本人に聞かれているとは知らずに噂をしていた家康と小平太と平八郎たちも若者三人衆という感じで可愛かったです。

まとめ

戦国乱世に翻弄された二人の女性の運命

11話は、戦国乱世に翻弄された二人の女性の運命が描かれていて、改めて戦の世の中の生きづらさや惨さを感じました。果たして、お田鶴と瀬名は、史実では友人同士であったのかは、分かりません。ですが、戦の後、彼女の御霊を鎮めるために、家康と瀬名は、観音像を奉ったお堂を建て、その周囲に100株もの椿を植えたとドラマ後の縁の土地紹介のコーナーで語られていました。100株もの椿!尋常じゃ無い数ですよね。もちろん、この観音堂の縁起も、あくまで言い伝えでありますが、もし史実だったとしたら、やはりお田鶴と瀬名、そして家康は、顔見知りの仲であったのかなと思われます。そうなると、引間城の戦いの切なさもまたより一層切なく感じられ、何とか争いを避けられなかったものかと、悔やまれてなりません。

信玄と今川領は切り取った方がそれぞれ自分の領地にするという密約をした家康。まだまだ圧倒的に信玄が格上でしたが、山の中での出会いで信玄も家康に一目置いた感じがします。二人の会合の後に、駿府をすぐに落とした信玄軍は大群で勢いを感じました。家康は引間城を包囲しつつも瀬名が気に掛ける田鶴の様子を伺っていたので優しさを感じました。結局、田鶴が最期まで今川側として向かってきたのは残念でした。次回は安否不明の氏真の様子が描かれていて、父・義元の回想登場や家康との対峙もありそうなので楽しみです。

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