どうする家康第12話のネタバレ感想！氏真と直接対決での最後は？

どうする家康第12話のネタバレ感想を書いています。いよいよ氏真と家康の直接対決のシーンが描かれています。家康と氏真との兄弟のような関係は、敵と味方という戦国時代の中にあっても生きていたことが分かってホッとできるシーンがありました。氏真もようやく素直になれて頑なだった心がときほぐされたようでよかったですね。

どうする家康第12話のネタバレ感想

どうする家康の前回（11話）のあらすじ

今川氏真と家康との対決の回です。追い詰められた今川氏真は、同盟国である北条氏のもとへ逃げることを潔しとせず、家康との戦いの地である掛川城に籠城します。家康は苦悩の末、掛川城を攻略します。最後の今川氏真と家康とのやり取りは、両者の心理描写がとても良く描かれていて、序盤の大きな見どころの一つだと思います。

飯尾連龍が亡き後、妻で瀬名の幼馴染、田鶴が引間城の城主になります。瀬名は家康の配下に入るように手紙を送りますが、夫も家康も間違っていると聞き入れませんでした。武田は今川の家臣の調略を進めています。信長は上洛するので武田を抑えて今川領を切り取れと言い渡し、家康は信玄とは直談判することに。初めに現われたのは家臣の穴山と山縣だったので、家康は対等ではないと席を立ちますが、思わぬところで信玄と会い折り合いはつきます。信玄は駿府を攻め、家康は田鶴を気遣いましたが、攻めてきたので引間城を落としました。

どうする家康第12話のネタバレ（感動したシーン）氏真と直接対決での最後は？

今川氏真と家康とが対峙し、一騎打ちのようなやり取りをするシーンです。二人の思いと、今川義元が両者に対して抱いていた評価が明かされたシーンは、とても感動しました。今川氏真は自分が能力を有していないことを自覚しており、日々努力を重ねてきたこと、そして、そのことを父である今川義元はしっかりと見てくれていたこと、しかしながら、もうすでに取り返しのつかないところまで来てしまっていることなど、涙が出そうな演技の連続でした。

氏真が実は日夜努力を惜しまなかったのが描かれており、義元の言葉の続きを直接聞かせてあげたかったと思いました。妻の糸が義元の真意を聞いていて、氏真がちゃんと認められていたことを伝えてくれたのも良かったです。また家康が自害しようとする氏真に兄と思っているから死んでほしくないと言ったのも感動的でした。義元の回想シーンでも氏真も家康もそれぞれに認め、二人で今川を盛り立ててくれると期待している姿も微笑ましく印象に残っています。

氏真については、こちらにも書いていますので参考にしてみてください。↓↓

どうする家康第12話のネタバレ（気になるシーン）

武田信玄の陣営の描写がデフォルメされすぎている気がして、少し気になりました。歴史ではこれから信玄との対決に進んでいくわけですが、軽すぎない描写になって欲しいなあと心配しながら気になっています。大河らしくない軽い展開に不満を抱きつつも、人物の思いを深く描いてきたこれまでの展開を続けて欲しいなあと感じています。さすが武田信玄、というような演出を期待していますが、極端に描かれすぎているような前振りが気になっているところです。

氏真を北条に逃がす手伝いをした家康に怒り心頭の信玄が気になります。穴山や山縣も強そうだし何かあったらすぐに攻めてきそう。書状をよこし、家康が考えているシーンで終わったのでその後どうしたのかが気になります。忍びの半蔵がまだまだモタモタしている気がします。言われたら動く感じなのでもう一歩踏み込んで欲しいと思います。本多忠真が最近、あまり出てない気がして気になります。平八郎の話では酒ばかり飲んでいるとのことだったけど、もっと活躍してほしいです。

どうする家康第12話の好きなキャスト（登場人物）

本田平八郎忠勝

好きなキャストは、本田平八郎忠勝です。理由は、とにかく忠義を最初から最後まで貫いた、三河武士の典型ともいえる本田忠勝を、若い俳優がどのように演じるのか、とても期待と共に毎回見ています。戦場での活躍ぶりはもちろん、武田信玄が本作では重要な位置づけとして描かれていますが、本田忠勝の娘は武田の軍師の真田家に嫁ぐこともあり、武田との橋渡し役としてもどんな活躍をするのかにも興味があります。これまで期待以上の演技をしてくれているので、これからも楽しみです。

野村萬斎さん演じる義元

野村萬斎さん演じる義元はやはり大物で好きです。家康にも気を配り、氏真が今まで手加減していた家康に憤るのをなだめたりと見どころのある人柄を存分に見せてもらいました。また溝端淳平さん演じる氏真もずっと闇落ちしている感がありましたが、せめて自分の力を最後まで尽くして戦う姿や、北条へ身を寄せて妻を幸せにしたいと言っていたのは感動的でした。妻の糸を演じた志田未来さんも心を開かない氏真をずっと支えて来た感じで健気で好感が持てました。

どうする家康の次回（13話）の予想

家康上洛後の展開が気になる

信長が上洛を果たして、家康も上洛します。その過程で家康がお市の方とも再会することになると思いますが、両者の微妙な心理状態を楽しく描いてくれると思います。浅井朝倉との決戦に繋がっていく、家康の視点、浅井に嫁いだお市の視点から見た将来の悲しい展開への伏線をどのように演出するのか、とても期待しています。織田信長との再会の模様も、これからの両者のきずなが強まって行く中で、そろそろ真正面から描かれると思われるので、楽しみにしています。

予告で家康が上洛することになっていたので、信玄の怒りは鎮めたのでしょうね。礼儀を通せば許してくれそうではあったので、北条と組んで攻めたりはしていないと予想します。三河商人の茶屋四郎次郎が登場していて、家康の望みを叶えて見せると豪語するとのことだったので楽しみです。多少時間が流れているはずなので新しい登場人物が他にもたくさん登場しそう。将軍の義昭との面会もあるようですが、信長から聞いた立派な人物ではなさそう。将軍は飾り物で実質は信長が京を仕切っているのが描かれていると予想しています。

どうする家康12話のまとめ

頼りない主人公とバラエティーに近いような軽い展開の連続に、当初から大河としてこれで大丈夫なのかと感じてきましたが、毎回見ていくにつれて、登場人物の深い心理描写に感心することも多く、これはこれで大河ドラマとしての完成度は高そうで、意欲的な取り組みだと感じるようになっています。徳川家康を主人公にしているので期待値も高かったですが、きっとその期待に応えてくれそうな大河ドラマだと感じています。これからの展開も楽しみです。

氏真と対面して今までのわだかまりが解けた家康。氏真も妻、糸から父、義元の言葉の続きを打ち明けられ自分が認められていたことを知りましたが、気持ちの掛け違えがなければ兄弟同然に育った二人なので協力出来たのだろうなぁと残念でした。信玄は書状で氏真を逃がしたことを怒っているようだったので、家康の次の一手が気になります。信長は裏で信玄と家康を合わせるように仕向けていたので信長も何か言ってよこしそうだとも思いました。