どうする家康の足利義昭の最後!配役の古田新太の演技は?

どうする家康で足利義昭役の古田新太さんが登場してびっくりしましたね。すごいキャラクターを作ってきたと思います。番組を見ていて、家康が一番驚いていたように思います。せっかく苦労して手に入れた金平糖を全部口の中に放り入れてムシャムシャと食べるあたり、かなりのに憎まれ役に徹した演技だと思いました。そんな足利義昭の最後について気になったので調べてみました。

目次

足利義昭の父親と母親

足利義昭の父親は、室町幕府第12代将軍の足利義晴です。義昭には、後に13代将軍になる兄の義輝がいました。足利家では、嫡男以外は出家させられる慣例があり、義昭も、出家させられ、覚慶と名乗らされました。母親は、義輝と同じく、父、義晴の正室である近衛尚通の娘です。

足利義昭と家康、織田信長との年齢差

足利義昭が生まれたのは、1537年です。織田信長が生まれたのが、1534年ですので、信長より3歳年下ということになります。一方の徳川家康は、1543年の生まれ。ということは、義昭は家康より6歳年上だったことになります。

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足利義昭に関係した有名なエピソード

足利義昭(古田新太)は、兄の13代将軍・義輝が三好三人衆らに亡き者にされた後、彼自身も寺に一時的に幽閉されますが、義輝の家臣たちに密かに救い出されます。そして、次期将軍候補となるのですが、14代将軍には、三好氏が推す足利義栄が就任します。その後、若狭国などへの流浪を経た後、越前の朝倉義景の庇護を受けますが、朝倉氏は幕府家臣団の諍いに介入するのを躊躇して、義昭を積極的に補佐しようとはしません。そうこうしているうちに、14代将軍の義栄は、将軍になって僅か8ヶ月あまりで病死します。そんな時、義昭に手を差し伸べたのが、織田信長です。信長は、義昭を15代将軍にするべく、彼を手厚く補佐し、義昭は、無事に上洛を果たし、15代将軍に就任します。このような背景があったため、義昭は、信長に深い恩義を抱き、僅か3歳年上の信長のことを「父」と呼んでいたそうです。

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足利義昭に正室がいない理由

義昭には、兄の義輝がいたので、慣例により幼少期に仏門に入ることになり、その後も僧として二十数年の歳月を過ごします。何事もなければ、彼は一僧侶として、それなりに穏やかな人生を歩むことが出来たのでしょう。そんな彼にとって、同母兄の義輝殺害の報は、青天の霹靂のような出来事でした。そして、兄の家臣たちによって将軍候補に担ぎ上げられるのです。しかし、14代将軍として就任が叶わず、その後、流浪の生活を送り、織田信長によって15代将軍に就任するも、二人はやがて対立することになり、今度は信長の手で将軍の座から引きずり下ろされます。このような激動の運命にあった義昭でしたから、正室が置かれる暇はありませんでした。側室としては、織田信長の養女となった赤松政秀の娘・さこの方など数名の女性がいます。

足利義昭の子供について、何人いて、どうなった

公には、さこの方が生んだ男児・義尋が唯一の子供とされています。他の側室との間にも、4人程、子供を授かったそうですが、しかし、いずれもご落胤扱いで、しかも全員、本当に義昭の子供であったのか定かではありません。そのため、正式には子供は1人として捉えるのが妥当だと思われます。

足利義昭の最期について

義昭は、信長により将軍職から下ろされますが、その後も毛利氏などを頼りにするなどして、流浪します。信長が本能寺の変で自害し、豊臣秀吉の天下となった後は、秀吉と友好的な関係を結び、西国の大名たちも彼の生活を厚く保護します。このように激動な運命を経た義昭の晩年は、僧侶時代の頃のように穏やかなものになりました。そして、1597年、大坂の地にて、その波乱に満ちた生涯を終えます。享年59歳(数えだと61歳)でした。

足利義昭の性格

ほんとは礼儀正しい、責任感のある人物?

今回の大河ドラマ「どうする家康」では、無能で行儀作法もなっていないダメ将軍として描かれています。ですが、足利将軍家は、武家でありながらも公家に近い文化素養を持った家柄だと考えると、例え嫡子ではなく、幼い頃に出家させられたからといっても、少なくとも行儀作法においては品行方正な人物だったのではないでしょうか。また、無念の死を遂げた兄に代わって将軍になろうと決意するところなどを見ると、彼自身、かつて力を誇った足利将軍家の再興を強く志していた可能性があります。そういう面を考えると、責任感も強い人だったのかもしれません。

不屈の精神の持ち主?

波乱つづきの人生のなかでもめげず、各地を奔走しながら再起を図ったことを考えると、逆境に押しつぶされない不屈の人であったとも言えるのではないでしょうか。信長の言いなりになるのを良しとしなかったことについても、彼なりの信念があり、どんな境遇でも将軍としてのプライドを失わなかったという側面があるのではないかと思います。

足利義昭役の古田新太さんの演技について

初登場の、いかにも暗愚な将軍というたたずまいには笑いを誘われました。しかし同時に、有無を言わせない横暴さ、底の見えない一種異様な存在感にぞわぞわしました。怪演と言っていいのではないかと思います。どうする家康では、一人の人物を多面的に描いているという印象を受けます。義昭も、愚鈍な将軍という記号的な人物像だけでない、異なる面をこれから見せてくれるのかなと期待しています。古田新太さんが今後どのような義昭を演じてくださるのか楽しみです。

古田新太さんは、割と悪役的な役柄を演じられることが多いような気がします。朝ドラ「あまちゃん」でも、ちょっと嫌な感じの芸能事務所の社長さん役でしたし。ですから、今回もその路線で、こんな将軍は絶対に嫌だと視聴者に思わせるような嫌味たっぷりな演技を期待しています。そして、信長に将軍職から下ろされた時には、思い切り情けなく、コミカルに、その惨めな様を演じて欲しいです。古田さんなら、それが可能であると信じています。

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本ページの情報は2023年4月時点のものです。
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