Essential worker (エッセンシャルワーカー) と言う言葉が最近使われるようになってきています。これを調べてみると、かなりかっこいい言葉である ことがわかりました。そして、災害等が多い現代においては特に必要なワードだと言うことも分かりました。
エッセンシャルと言う言葉が使われていますので、どんな意味だろうと思っていましたが、いろんな職種・業種の方が含まれる言葉であると言うことがわかりました。
先日放送された、プロフェッショナル仕事の流儀では、「1分の1の荷物に思いを込めて」というタイトルで宅配ドライバーの永澤康太さんが紹介されています。 放送を見て、初めて思ったんですが、宅配ドライバーと言うのはまさしくエッセンシャルワーカーの最前線の仕事だという事です。
エッセンシャルワーカーとは?
エッセンシャルワーカーを英語では?
Essential worker
「Essential」の意味は?
エッセンシャルと言う言葉は、 なんとなく使われる言葉ではありますが、本来の意味は「欠くことのできない、非常に重要な」と言う意味があります。また、「必須の」とか、「本質的な」と言うような意味もあります。
ですので、エッセンシャルと言う言葉は、 「必要不可欠な」という意味を持った言葉です。
余談ではありますが、エッセンシャルと言うのは、英語の文法の説明などで、 よく使われる言葉です。 英文法の本のタイトルにもよく使われる言葉でもあります。
「worker」の意味は?
ワーカーと言う言葉にはどういう意味があるんでしょうか。もう日本語にもなっていますが、「労働者」と言う意味があります。労働者といっても範囲が広いですが、「職人」とか、「研究をする人」、「働く人」、「勉強する人」、いろいろな意味で使われます。ちょっと変わった意味としては、「働きバチ」、とか「働きアリ」という風な意味に使われることもあります。
英語を直訳すると
ですので、エッセンシャルワーカーと言う言葉を直訳すると、「必要不可欠な労働者」ということができます。
この、必要不可欠な労働者と言うのは、どういう労働者のことを言うんでしょうか?
労働者は、どんな仕事でも必要であると 思うんですが、とりわけその中でも、生活上絶対欠かすことができない、必要不可欠な仕事に携わっている人のことを、エッセンシャルワーカーということができます。
【今夜10:30~の #プロフェッショナル は #宅配ドライバー #永澤康太 さん】
— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) May 18, 2021
注文した品物や発送した荷物が、全国どこでも時間指定で届く。思えばすごいことです。それを縁の下で支える、“普通”の青年と“名もなき”人たちの物語です。#エッセンシャルワーカー #NHKpic.twitter.com/MyaYG1gg1R
エッセンシャルワーカーとは?
エッセンシャルワーカーとは、具体的にどういう職種の人を言うんでしょうか。
具体的な仕事の内容としては、医療従事者が挙げられます。医師、看護師、助産師、救急救命士、薬剤師、ソーシャルワーカー、ケアワーカー、介護士などがこの中に含まれています。
また、教育保育に関する分野の仕事においても同様です。教員や保育士、その他保育園の関係者、学校スタッフもこの中に含まれます。
公共サービスに関わっている人もエッセンシャルワーカーの一員と言うことができます。具体的には法律、司法関係のスタッフや放送局に勤めているスタッフなどが含まれます。
食品やその他の日用品、衛生用品の取り扱い関係者もエッセンシャルワーカーの一員です。食品が滞ってしまうと我々の生活が成り立ちません。ですので食品の流通や販売配送に関係するメーカーやそのスタッフ、物流、小売業の人なども エッセンシャルワーカーに含まれます。
警察官や、海上保安庁消防国防に関わる行政職員、 自衛官などもエッセンシャルワーカー に含まれます。
交通機関に関係する仕事、例えば、鉄道事業者航空会社、バス関係、トラック運送業、道路関係事業所の各職員等もエッセンシャルワーカーの中に含まれます。NHKスペシャルで、話題になった宅配業者の方も、この中に含まれています。
通信インフラや金融業、公益事業インフラに関係する人もエッセンシャルワーカーに含まれます。例えば電力会社、ガス事業者、水道局、電話やインターネットの通信関連事業者、郵便事業者、銀行などの金融機関に従事する職員も エッセンシャルワーカーに含まれます。
プロフェッショナル
— 石井 拓 (@takutyan_iris) May 18, 2021
仕事の流儀
宅配ドライバーさんに密着
見てよかった
宅配ドライバーさんは
本当にエッセンシャルワーカーです
房州びわも宅配業者さんに支えられています。
毎年ありがとうございます
エッセンシャルワーカーと同義語は?
エッセンシャルワーカーと同じ意味で使われる言葉に、キーワーカーとかクリティカルワーカーと言う言葉があります。どちらも全く同じ意味で使われていますが、表現の仕方が異なっています。でも、それぞれの持つ意味を考えると、どのワードも 尊敬の念を含んだ、素晴らしいポジティブなワードだということがわかります。
エッセンシャルワーカー
=キーワーカー(Key worker)
=クリティカルワーカー(critical worker)
= フロントラインワーカー(Frontline worker)
今までの単に、職業名だけと言うわけではなく、我々の生活に必要な仕事、職業に尊敬の念を込めた用語(ワード)がまさにこのエッセンシャルワーカーとか、キーワーカー、クリティカルワーカー、 フロントラインワーカーと言う言葉になります。
エッセンシャルワーカーの名前の由来
エッセンシャルワーカーの名前の由来ですが、これは2019年の世界的パンデミックにおいて、生まれた言葉です。もともとはイギリス(政府)においてつけられた言葉がこのエッセンシャルワーカーです。
この世界的なパンデミックの時期に、イギリスで学校が休校に追い込まれたりしましたが、社会のインフラに絶対必要な職業とか労働者などは、休業すると生活のインフラなどが大打撃を受けるため、 エッセンシャルワーカーの重要性が明確となりました。
エッセンシャルワーカーの意味
現在でも、「不要不急の外出を控えましょう」とかいう言葉がありますが、職業においても同じで、その人たちが休んでしまうと、どうにもならないような重要な役割の方がいます。そういう職業の方、労働者に対して 名付けられた言葉が、エッセンシャルワーカー(= キーワーカー、=クリティカルワーカー)です。
すでに、エッセンシャルワーカーの 英語の意味のところで説明をしていますが、エッセンシャルワーカーの2つの単語の組み合わせで、このエッセンシャルワーカーを考えるとよくわかると思います。
