ツバキ文具店の本の感想について!仕事の楽しさと愛情エピソード!

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今回は、小川糸さんが書かれた『ツバキ文具店』を紹介します。

2017年の本屋大賞にノミネートされ、4位となった話題作です。

小川糸さんの作品は、心に沁みるような優しいタッチで描かれるものが多く、この『ツバキ文具店』も心が暖まるエピソードが詰まった作品となっています。

この作品は、2017年にNHKのドラマ10でも放送されており、その時の主演は、今は結婚されている多部未華子さんです。この本を読んでから見ると、また、違った面白さがあると思います^^

目次

ツバキ文具店のあらすじ

鎌倉で文具店を営む雨宮鳩子は、代書も請け負っています。鳩子は先代の祖母に厳しく育てられ、反発していましたが、先代が永眠したことをきっかけに後を継ぎます。

ツバキ文具店には、様々な代書の依頼がやって来ます。元夫へお悔やみの手紙を書いてほしいという依頼には、依頼者から様々なエピソードを聞き出し、手紙に使う便箋や封筒、切手にまでも心を注ぎ、書き上げます。

また、先代から付き合いのある男爵と呼ばれる男性からは、友人からの借金を断る手紙を依頼され、訣別の気持ちを込め力強く書き上げます。鳩子の仕事ぶりに満足した男爵からは、鳩子の幼少の頃の話を聞くことができ、隣に住むバーバラ夫人とともにピクニックに出かけるなど、周囲の暖かい愛情とともに日々を過ごしています。

ところが、ある日深刻な顔をした男性がツバキ文具店を訪れ、90歳を過ぎた母親が天国の夫からの手紙を待ち続けているので、母親に手紙を書いてほしいと相談にやって来ます。

この依頼を、母親と父親のエピソードを聞いた鳩子は引き受け、手紙を書きあげます。数日後、男性から母親は父親の元へと旅立ったと聞きます。ある朝、郵便受けを除くと幼い字で手紙が入っています。

その手紙は、近所に住む5歳の少女・QPちゃんからのものでした。QPちゃんの手紙は文字が鏡文字になっています。

鳩子は依頼を受けている絶縁状の手紙に鏡文字を使うことを閃きます。そうして数々の代書を引き受けているうちに、鳩子に代書屋としてのプロ意識が芽生え始めていきます。

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ツバキ文具店から学んだこと

大学を卒業し社会に出て、自分の好きな職業に就ける人は少ないと思います。他に雇ってくれなかったから仕方なくという人もあれば、やりたいことが見つからず就活して何となく入社したという人も多いかもしれません。

実際、私も企業に勤めた経験がありますが、配属された部署に「なんで?」と納得できず、モヤモヤしたことを思い出しました。

この物語の主人公・鳩子は、先代がいなくなり、何となく継いだ代書屋ですが、仕事を引き受けていくうちに代書屋への責任やプロとしての意識が芽生えていきます。

この本を読んで同じ働くのであれば、「なんで?」と思わずに、そこから仕事の楽しさや責任を見出し、自分でやりがいを見つけることが社会人としての責任なのだと思いました。

程よい息抜きができる本

時間から時間を何となくやり過ごし、毎月決まった給料をもらうという人生ではなく、与えられた環境の中で全力を尽くし、自分で悩み考え努力をすること。また、人と人とのつながりを大切にして、相手に敬意を持ち接していくことを大切にしたいと思います。

とはいっても、どんな時も気を張っていては、周りの状況が見えなくなることもあると思いますので、時にはこの本を読み返し、暖かい雰囲気に包まれながら鎌倉の街を楽しみ、程よい息抜きをしてこの本とともに生きていきたいと思います。

ツバキ文具店の感想

何年か前に鎌倉へ旅行に行きました。懐かしい雰囲気の街並みに心が休まったことを覚えています。このツバキ文具店は、そんな優しい街のイメージにぴったりだと思いました。

先代の厳しさに一時は反抗したものの、その厳しさには優しい愛情が含まれていることが、代書屋を引き継いでからわかります。その場面では、涙が溢れて止まりませんでした。

また代書をするには、単に手紙を書くという事だけではなく、その手紙を書く背景や経緯などを知り、依頼者に寄り添うという徹底ぶりにも感動しました。便箋や封筒、切手のような物理的な事はもちろん、文字の大きさ、強さなど技術面でもこだわりが随所に見られ、まさに職人(プロ)の仕事だなと思いました。

ツバキ文具店で使われるあだ名について

小川糸さんの作品は、どれも大好きでイマイチな部分が見つかりません。今回の『ツバキ文具店』も良いところばかりです。

ですが、あえて特筆するならば、鳩子にはお客様に対して妙なあだ名をつけるところです。

パンティ、男爵、マダムカルピスなど、それはそれは様々で、物語に必要かなとか名前でいいのでは?などと思いながら読んでいました。

しかしこの本を読んでから、私も会社の同僚だけでなく毎朝電車で見かける人にまであだ名をつけてしまうようになりました。ただ、それも通勤するという無機質な時間の途中で、新たな発見や楽しみにつながることになったので、結果的には良かったのですが、鳩子のクセが伝染してしまいました^^;

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