罪の声の本を読んだ感想!小栗旬主演映画の原作について!

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今回おすすめする本は、『罪の声』です。

塩田武士さんのサスペンス小説で、日本を震撼とさせたグリコ・森永事件を題材にした作品です。

2020年10月に映画化され、小栗旬さんと星野源さんが初共演ということでも話題になりました。

目次

罪の声のあらすじ

京都で父の店「テーラー曽根」を継いだ曽根俊也(映画では、星野源)は平穏な日々を送っています。

ある日入院中の母から「アルバムが見たい」といわれ、母親の部屋でアルバムを探していると、父親の遺品の中ら古い手帳とカセットテープが出てきました。

テープを再生すると幼い俊也の楽しい歌声が聞こえて来ました。しばらく再生していると突然、31年前に世間を騒然とさせた「ギン萬事件」で身代金要求に使われたメッセージが流れてきます。

その声は、まぎれもない俊也の声でした。そして手帳には、英文に紛れてお菓子メーカーの「ギンガ」や「萬堂」の文字が書かれています。

家族には相談できず、父の友人の堀田を訪ね相談しますが、同じころ、雑誌記者の阿久津英士(映画では、小栗旬)は上司から特集記事として「ギン萬事件」を取り上げるため取材をするように指示されます。

阿久津は事件発生当時に雑誌記者として取材をしていた水島(映画では、松重豊)から情報を聞き、ギンガの社長が監禁されていた倉庫やキツネ目の男たちが会合していた小料理屋など足跡をたどって行きます。

そして、とうとう曽根にたどりつきます。

事件を追う阿久津から俊也は逃げ切ることが出来るのでしょうか。

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罪の声から学んだこと

当時の警察は、自分たちの縄張り意識が邪魔して犯人を幾度も取り逃がしてしまい、結局時効を迎えて未解決事件となりました^^;

仕事ですから、ある程度のプライドやルールを守ることは必用だと思いますが、同じ目標を持って、そこへ向かっていくときには、お互いを尊重しながら、仲間意識を持って行動することが重要だと思います。

また、大人の身勝手な行動のために幼い子供が巻き込まれ、その子どもの人生までもゆがませてしまったことについては、とても残念なことですね。

大人は子どもを守り人生を導かなければなりませんし、子供から尊敬される存在となるべく身勝手な行動を慎み、責任を持った行動をしなければならないと痛感しました。

壁を乗り越える勇気

この本の帯に書かれてある「未解決事件の闇には、犯人も、その家族も存在する」という言葉が妙に心に残っています。

俊也は、自分が関わっていたことを知らずに生きてきましたが、ひょんなことから自分が当事者だったことが発覚してしまいます。

かなり世間を騒がせた事件だっただけに、その苦悩は想像を絶するもの!

そして、逃げ出したい思いと葛藤しながら、最終的には逃げずに立ち向かいます。

そんな俊也の生き様を心に焼き付けて、壁が立ちはだかった時には俊也のとった行動を振り返って、壁を乗り越える勇気に変えたいと思います。

罪の声の感想

グリコ・森永事件は、私が小学生の頃に起こりました。

店からは、大好きだったグリコアーモンドチョコレートが消え、食べられなくなったことを覚えています。

当時は、ニュースを観ても理解することが出来なくて、ただただチョコレートが食べたいと思っていました。事件の全容は未だに明らかになっておらず、未解決のままです。

私の友人は関西に在住しており、遊びに行ったことも何回もあります。この本の中で出てくる地名についても身近で起こっていたことだったのだと今更ながらに驚きました。

この本の内容は、真相に近いのかもしれないと思いましたが、現実社会では時効を迎えており、もう犯人を捕まえることもできないという焦燥感が残りました。

雑誌記者の心情描写について

大きな事件を取材する雑誌記者が平穏な人生を送っている一般市民を追い込んで行く描写が、悪者に感じられてしまいました。

現実社会でもマスコミは、大きな事件が起こると必要以上に関係者を追いかけ、悪意に満ちた記事が出ることも少なくありませんが、事件の全容を知りたいと思う市民も多くおり、そのためにはなくてはならない職業です。

小栗旬が映画で演じた阿久津という雑誌記者は、取材を続けていくうちに俊也(映画では、星野源)の心情に心を寄せていきますが、その部分をもう少しクローズアップして、悪者に感じないようにしてほしかったと思います。

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