月曜から夜更かしで、脳食い虫という衝撃的な虫が紹介されました。どんな虫なのか?なぜ、そんな名前がついたのか?本当のところは、どうなのか?などについて、気になったので調べてみました。
虫の正体は、ユスリカなんですが、大量に発生して、人の頭上に屯(たむろ)してしまうことが多く、虫の目的が分からないこともあって、こんな呼ばれ方をされているのかもしれません。もしかすると、蚊の一種と間違われて、血を吸ったり、口や鼻から入ったらどうなるのか不安になったことなどからも、脳くい虫なる名前で呼ばれるようになったのかもしれません〜!
いずれにしても、ネーミングが面白いので、月曜から夜更かしでも取り上げられたんだと思います。
脳食い虫の正体(ユスリカ)とは?
急流の水面近くに集まるユスリカの大群のiPhone用壁紙できました。iPhoneをユスリカでいっぱいにしよう! pic.twitter.com/F0To8SUq3n
— mouuuusa (@muakbno) February 7, 2024
結論から言うと、ユスリカという昆虫のことです。
特に、数十万から数百万ほど大量発生して蚊柱(かばしら)と言われる状態を作った時には、福岡県などの地方では脳食い虫といて怖がられているとのことです。いわゆる都市伝説的な言い伝えです。
月曜から夜更かしでも、福岡の人へのアンケートでは、「脳を食われるばい!」というようなコメントがされています。
ちなみに「〜ばい。」という表現方法は、福岡や九州地方での方言としてよく使われる言い方です。
脳食い虫の名前の由来
なぜ、ユスリカの蚊柱(かばしら)が脳食い虫と呼ばれるようになったんでしょうか?
その1つには、ユスリカが血を吸うという誤解からも生じている可能性があります。蚊と同じように吸血するイメージあるのがベースにあるようです。ユ・ス・リ・カですが、蚊ではありませんから^^;
たしかに、あれだけユスリカ(雄)が大量発生していれば、口とか、耳とか鼻から入ってきて脳を食い散らすようなイメージにならないとも言えないですよね。
でも、実際には、ユスリカが人間の血をすうことはありません。というか、人間の血を吸うことができるような構造を持ち合わせていないというのが正確な表現です。一方で、蚊(メス)は簡単に動物や人間の血をすることができるような器官を持っていますが、ユスリカは、オスもメスも全くもっていません。
繰り返しになりますが、ユスリカは人間の血を吸うことができないばかりか、口が退化しているため、餌を食べたりすることもほとんどできないとのことです。そのため数日で命を落としてしまうということなんで、そんな、人間の脳を食い散らすことはできないということになります。
ユスリカはどんな虫?人の血を吸うの?
ユスリカという虫は見た目では蚊と似ているような感じがするんですが、実は全く違っていて分類的にはハエの仲間だと言われています。ですので、人の血を吸うということはありません。先ほども書きましたが、実際人の血を吸うような器官を持っていないだけではなく、口も退化しているため成虫のゆずりかは数日の命だと言われています。
よく夕暮れ時に見かける「蚊柱」ですが、このネーミングが誤解のもとですよね。蚊柱というのに、集まってきている虫は蚊ではなくユスリカですので^^;
ユスリカという虫は、では何をしているのかと言うと、幼虫の時には水底にある有機物を食べてその水質を改善する助けをしていると言われています。ですので悪い虫ではなくむしろ水質浄化に関わる益虫だという側面があります。
正しい大量発生すると洗濯物は布団に付着してしまうことがあるので、血を吸ったりという直接的な害はないんですが、ちょっと気持ち悪いので、その点では厄介な虫といえそうです。
他の地域での脳食い虫の呼ばれ方
「ワイワイ虫」
— 鮭美 (@salmoninjapan) February 12, 2024
たまに通じないから蚊柱…ユスリカ… https://t.co/WWjMCA5k7C