東京の上野動物園で6月23日未明にジャイアントパンダの双子の赤ちゃんが誕生しました。8年ぶりの赤ちゃん誕生ということで大変喜ばしいことです。早く見に行きたいところなんですが、性別はまだ分かっていないと言う報道がしょっちゅう流れています。なぜ性別がわからないのか疑問に思いましたので調べてみました。
生まれた双子のパンダをお母さんが順調に育てるということはかなり難しいということで2頭の内の一頭はすぐに保育器に移されています。ということは一頭は確実に目の前で検査できるような状況なんですが、それでも性別がわかっていません。とっても可愛いので性別はそんなに気にしていなかったんですが、何度も何度も性別がわからないと報道されるのは、ちょっと不思議ですよね。
上野動物園の双子の赤ちゃんパンダの性別
上野動物園パンダのシンシン、2頭出産 性別は確認中https://t.co/oxOz9WxCY0
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) June 23, 2021
上野動物のジャイアントパンダ「シンシン」が同日未明に2頭を出産しました。性別は確認中で、体重は1頭が124グラム、もう1頭は不明といいます。
シンシンの出産は2017年のシャンシャン以来となります。 pic.twitter.com/bFJgbkkHQE
性別が発表されない理由
性別が発表されない理由を調べてみると、意外なことがわかりました。なんと、ジャイアントパンダの場合、これまでオスだと思っていたものがメスであるということが途中で分かったりするケースがありました。
人間の場合は、赤ちゃんの時から男性女性がすぐに見分けがつきますが、ジャイアントパンダの場合は、見た目では判別がつきにくいからなんです。と言うかほとんど分からないと思います。人間の場合と違って、パンダの場合は、それが極めて小さいことから性別判断を間違えるということはよくあるとのこと!
おそらく動物園に行ってパンダを見たことがある人であれば、外見上すぐにオスかメスかを判別するというのは難しい事がお分かりだと思います。
オスとメスの判別方法
ではどうやってジャイアントパンダのオスとメスを判別するんでしょうか?
ジャイアントパンダのオスメスの判別方法は、肛門や尿道口の形、その距離などからある程度判別ができます。ハムスターなども同じような判別方法で雄雌の判別をするということです。
2017年6月に東京上野動物園で生まれたジャイアントパンダの子供の性別の判定方法では、中国のジャイアントパンダ保護研究センターから招いている専門家の意見を聞きながら、慎重に調査を行って性別を決定されています。
上野動物園の方だけでは判別できないほどパンダの性別を判定するというのは難しいことのようです。2017年のジャイアントパンダ誕生の際は、6月12日に子供が生まれて6月22日に性別が判明しています。
双子の赤ちゃんパンダの性別はいつ分かる?
和歌山県アドベンチャーワールドの事例
和歌山県アドベンチャーワールドでも2020年にジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生しています。誕生当初は雄だと考えられていましたが、生後1ヶ月を迎える時にメスの体の特徴が確認されるようになったため正式にメスと判定されています。
このような事例がありましたので、
東京上野動物園の双子の赤ちゃんパンダの性別がはっきりするのは、遅くとも1ヶ月後の7月末頃になると考えられます。
ただし、2017年の6月に上野動物園で誕生したジャイアントパンダの子供の性別の判定については、前にも書きましたが6月12日に誕生して6月22日に性別がメスであることが分かっています。
ですので、同じようなパターンで性別が判定するということであれば、和歌山県アドベンチャーワールドの事例よりももっと早い段階で性別がわかると考えられます。結局この時には、中国ジャイアントパンダ保護研究センターから専門家を招いて確認を行い誕生から10日で性別が判明しています。
ですので、具体的には、
上野動物園の双子の赤ちゃんパンダの性別がはっきりするのは、最短で10日後の7月3日頃ということになります。
パンダの名前の一般公募はいつ?
ジャイアントパンダの赤ちゃんの名前の一般公募についてですが、和歌山県アドベンチャーワールドの場合は1ヶ月後に性別がはっきりしてから名前の一般公募が開始されています。
やはり性別がはっきりしないことには、名前がつけづらいということがありますので、おそらく名前の一般公募については性別がはっきりするであろう7月末以降になると考えられます。
具体的には、8月になってからが有力だと思いますが、この頃は東京オリンピックが開催されている時期と重なりますので、もしかするともう少し後になるのか、それとも東京オリンピック開催中に双子のパンダの赤ちゃんの名前の募集が開始されるとも考えられます。
ただし、最短で赤ちゃんパンダの性別がはっきりした場合、7月の頭頃にはパンダの名前の一般公募が開始されると考えられます。
どちらにしても、おめでたい話なのでオリンピックにちなんだ名前が付けられるかもしれませんね。例えば、輪輪(りんりん)とか〜!