ドキュメント72時間で島根の黄泉比良坂(よもつひらさか)が紹介されます。古くは古事記や日本書紀などに記載が残されていると言われ、神話や言い伝えが残っている不思議な場所として人気があります。この黄泉比良坂の場所(ロケ地)や、神話や言い伝えの内容などについても調べてみましたので参考にしてみてください。車でも行けそうですよ。
ドキュメント72時間の島根の黄泉比良坂の場所(ロケ地)
黄泉比良坂(よもつひらさか)
— gassyou (@gassyou2) July 19, 2023
島根県松江市
古事記では黄泉比良坂は死者の住む黄泉の国と生者が住む現世との境界にある坂のことです。ここは黄泉比良坂だったと伝えられているところです。
亡くなられた方に伝えたい想いや感謝の気持ちを伝える天国(黄泉の国)への手紙の投函ポストが設置されています pic.twitter.com/AxZIOaAGFm
黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)の場所・ロケ地
黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)の地図
ちなみに、宿泊される際は、近くの宿泊場所(⇩)についても調べていますので参考にしてください。
黄泉比良坂の神話や言い伝えについて
黄泉比良坂で有名なエピソード
日本の神話で出てくるイザナギという男の神とイザナミという女の神がいます。この神は、国づくりをしていたと言われているんですが、イザナギが死んだ妻イザナミを迎えに行った際にイザナミは黄泉の国で醜く腐ってしまっており、イザナギに見られたくなかったとのこと。でも、イザナギは約束を破ってイザナミの姿を見てしまいます。
そのため、イザナミは怒ってしまい、イザナギを追いかけるんですが、イザナギは黄泉比良坂で千引の岩を置いて道を塞いでしまします。
そして、イザナミは「私は一日に千人の人を亡き者にする」と言うと、イザナギは「私は一日に千五百人産ませる」と言って離縁します。
子宝のご利益について、関係したエピソードです。
ククリヒメの仲裁で年に1度会うことに!
黄泉比良坂で言い争っていたイザナミとイザナギの仲を取り持った神がククリヒメです。
ククリヒメは、「男女の仲は時に喧嘩するものだが、それでも愛し合うものだ」と言って、二人を和解させようとします。
しかし、イザナミは「私はもう黄泉の国の者だから」と言って聞き入れません。
そこで、ククリヒメは「それならば、少なくとも一年に一度だけでも会いましょう」と提案します。
この話は、ククリヒメが縁結びや和合の神とされる由来となっています。
オオアナムチとスセリビメの逃避行について
黄泉比良坂で恋人同士が逃げ切った話もあります。
オオアナムチ(後のオオクニヌシ)は、根堅洲国(根の国)のスサノオからさまざまな試練を受けますが、すべて乗り越えます。
そして、スサノオの娘であるスセリビメと恋に落ちましたが、スサノオはそれを許しませんでした。
そこで、二人は根堅洲国から逃げ出して、黄泉比良坂までたどり着きます。
この話は、愛する者と共に困難を乗り越えることの大切さを教えてくれるものとされています。