2023年6月10日よりソニーの新しいサウンドバーHT-S2000が発売されています。ソニーのサウンドバーシリーズはいくつかシリーズ化されており、価格帯も様々なものがあります。今回、販売されているHT-S2000については、価格帯で言うとHTA3000とHTX8500の間に位置する機種です。上位機種であるHT-A3000との違いが気になったので、スペックについて比較してみました。購入方法についても書いていますので参考にしてみてください。ちなみに我が家では、HTX8500を使用しています。
こちら(HTX8500)は我が家で使用しているソニーのサウンドバーです。これでもかなり満足できる音質です。購入する際は、家電量販店に行って実際に音を確かめてから決めました。ちょっと話がそれそうになりましたが、本題に戻して・・
サウンドバーHT-S2000の特徴
バーチャルサラウンドエンジンを搭載しており、立体的に音を感じることができるようになっています。具体的に言うと前後左右だけではなく上下方向にも音が感じられるシステムです。これはDolby Atmos(R)やDTS:X(R)などの音声フォーマットに対応していることなどからも分かります。音の歪みを低減するために採用された長方形のスピーカーユニット(X-Balanced Speaker Unit)が搭載されています。さらに音を追求したい場合には、オプションでワイヤレススピーカーを追加することができます。このことにより低音がよりリアルになりサラウンド機能がかなり改善されます。(ただし、ソニーが得意とする立体音響技術である360 Spatial Sound Mappingには対応していません。)
オプションのワイヤレススピーカー(リアタイプ)
ソニーのリアスピーカーSARS3Sは、サウンドバーHT-S2000に対応していますが、RS5など対応していないリアスピーカーもありますので、オプションを追加する場合には注意が必要です。
サウンドバーHT-S2000とHT-A3000の比較
サウンドバーHT-S2000とHT-A3000のスペックの違いについて、主要なものについてまとめてみました。基本的な性能は同じですが、HT-S2000がやや小さく、サラウンド機能も一部制限されています。価格については、定価ではHT-S2000が安いですが、2023年6月現在では実際の販売価格は逆転しており、HT-A3000の方が安く販売されています。
サウンドバーHT-S2000とHT-A3000の比較表
商品名 | HT-S2000 | HT-A3000 |
---|---|---|
ソニーストア 販売価格 (いわゆる定価) | 7万1500円 | 8万8000円 |
スピーカー構造 レイアウト | 3.1ch 内蔵サブウーファ | 3.1ch 内蔵サブウーファ |
フロントスピーカー | スピーカーユニット数3 サイズ45mm×82mm | スピーカーユニット数3 サイズ46mm×93mm |
ウーファー | スピーカーユニット数2 サイズ45mm×82mm X-Balanced Speaker Unit | スピーカーユニット数2 サイズ45mm×108mm X-Balanced Speaker Unit |
HDMI関連 | HDMI連動機能 eARC | HDMI連動機能 eARC オーディオ機器コントロール |
ホームネットワーク | DMS(デジタルメディアサーバー) DMRデジタルメディアレンダラー | |
Bluetooth | Bluetooth RX受信 Bluetooth Low Energy | Bluetooth RX受信 TX送信 |
USB | DSDマルチチャンネル AAC MP3 WMA Ogg Vorbis | |
実用最大出力 | フロント50W50W センター50W サブウーファー50W50W | フロント50W50W センター50W サブウーファー50W50W |
ゲインコントロール | サラウンド−6dbから+6db (別売リアスピーカー使用時) サブウーファー−6dbから+6db (別売リサブウーファー使用時) | フロント−6dbから+6db サラウンド−6dbから+6db (別売リアスピーカー使用時) サブウーファー−6dbから+6db (別売リサブウーファー使用時) |
スピーカー距離調整 | フロント0mから10m サラウンド0mから10m サブウーファー0mから10m (別売のスピーカー使用時) | フロント0mから10m サラウンド0mから10m サブウーファー0mから10m (別売のスピーカー使用時) 天井高1mから5m (別売のスピーカー使用時) |
サウンドエフェクト | ナイトモード ボイスモード | ナイトモード ボイスモード Immersive Audio Enhancement |
サウンド強化 | DSEE サウンドオプティマイザー | サウンドオプティマイザー DSEE Extreme |
サラウンド | S Force PRO Vertical Surround Engine Dolby Surround Neural:X | S Force PRO Vertical Surround Engine Dolby Speaker Virtual 360 Spatial Sound Mapping Dolby Surround Neural:X |
自動音場補正機能 | DCAC mic for DCAC | |
ネットワークサービス | Chromecast built-in Spotify Connect Music Service ボタン Works with Google アシスタント Airplay2 | |
ワイヤレス機能 | ワイヤレスサラウンド (対応リアスピーカー接続) | ワイヤレスサラウンド (対応リアスピーカー接続) TVワイヤレス接続 |
アプリ対応 | Music Center control | |
画面表示 | GUI (グラフィカルユーザーインターフェース) | |
再生機能 (USB) | オールリピート フォルダーリピート (music) トラックリピート シャッフル レジューム | |
付属ケーブル | HDMIケーブル ACアダプター ACコード | HDMIケーブル ACコード テレビセンタースピーカーモードケーブル |
外径寸法 | バースピーカー800mm×64mm×124mm | バースピーカー 950mm×64mm×128mm |
重量(約) | バースピーカー重量3.7kg 総重量6kg | バースピーカー重量4.6kg 総重量7kg |
対応電源 | 100V〜240V | 100V |
消費電力 | 動作時50W 待機時0.5W以下 Bluetoothスタンバイ時2W以下 | 動作時50W 待機時0.5W以下 Bluetoothスタンバイ時3W以下 |
サウンドバーHT-S2000とHT-A3000のスペックの違い
HT-S2000とHT-A3000の比較表を見てみると、HT-S2000は、やはりHT-A3000のスペックをよりシンプルな形としたサウンドバーに仕上がっています。より細かな調整をしたい人や、サラウンド機能を重視している人の場合にはHT-A3000の方が良いと思います。ただし、これはスペック上の話ですので、実際にその音を聞いてみてどのぐらいの違いがあるのかというのは、人それぞれだと思います。また設置する環境によっても音の違いが生じますので、どこを重視するのかによっても選択基準が変わってくると考えられます。
サウンドバーHT-S2000の購入方法と価格
Amazonや楽天での購入方法・価格
2023年6月10日からの販売となっており、すでにAmazonや楽天yahoo!ショッピングなどで販売されています。ちなみに2023年6月10日現在では、7万円1500円となっております。発売されたばかりなので、このような価格となっています。実際、上位機種であるHT-A3000の価格の方が、Amazonなどの販売価格では安い状態です。