寅年のことわざと意味!新年の挨拶に使える格言とは?

2022年は寅年ですが、寅(虎)にちなんだことわざ(諺)や格言について調べてみました。新年の挨拶や寅年にふさわしいスピーチに活用するためのヒントになれば幸いです!

目次

寅年のことわざ(諺)

あいうえお順に諺(ことわざ)を紹介しています!

危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)

現在の状況を虎の尾を踏むということで例えたことわざです。簡単に言えば「地雷を踏む」というような意味合いです。知らず知らずのうちに虎の尾を踏んでしまうということにならないように細心の注意を払わないといけないという戒めを込めたことわざです。また虎の尾を踏む覚悟で物事に取り組むという意味合いを込めて遣われることもあります。

市に虎あり(いちにとらあり)

なかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、街中にトラがいるということを一人や二人の人が言っても信じられないですが、3人まで同じようなことを言うと事実と違うことでも本当であると信じられてしまうと言うことを例えたことわざです。もう少し砕けて言うと、事実無根のうわさ話でも大勢の人が同じことを言ってしまうと、それが事実のように信じられてしまう可能性があるということの例えです。「三人、市虎を成す(さんにん、しこをなす)」、「三人、虎を成す(さんにん、とらをなす)」も同じような意味で遣われます。
結局どういうことを言おうとしているかと言うと、どんなに大勢の人が同じことを言ったとしても事実とは異なる可能性があるため、噂話に左右されることなく自分で考え、真実かどうかを確かめる必要性があることを諭したことわざだと思います。

苛政は虎よりも猛し(かせいはとらよりもたけし)

苛政(かせい)というのは、過酷な政治のことです。虎よりも猛しというのは、虎の害(父と子、孫が虎の被害にあって命を落としたこと)よりも酷い(ひどい)ということをさしています。ということで過酷な政治というものが人々に与える害というものは虎のものよりもはるかに酷いということを意味しており、きちんとした政治というものがどんなに必要なものなのかというものを示した諺になります。
結局このことわざは何を言いたいかと言うと、上に立つ者(リーダー)の役割の重要性を示した諺だととらえることができます。

騎虎の勢い(きこのいきおい)

騎虎(きこ)というのは、虎の背中に乗ることを意味しています。どういうことかと言うと虎の背中に乗って走り出してしまった場合、そこから降りるということは、トラから食べられてしまいますので、できません。つまり、このことわざが何を言いたいかと言うと、勢いとか弾みがついてしまった場合、途中で止めず最後までしっかりと走り続ける必要があるということを伝えていることわざです。後戻りができず、やるしかない時に使うことわざです!

虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

有名なことわざですね。虎の子を捕まえようとするならトラが住んでいる穴に入らなければなかなかうまく行きません。逆に考えると、トラが住んでいる危険な穴に入れば大きな成果(虎の子を捕まえること)を得ることができます。結局、何が言いたいかといえば、大きな成果を上げようとすればするほど、大きなリスクが伴うということで、危険を冒さなければ、大きな成功を得ることができないことを説明していることわざです。

虎口を脱する(ここうをだっする)

虎口(ここう)というのは、虎の口のことです。虎の口から逃れることを意味しており、かなり危険な場所や状態から逃れることを指した諺です。同じような言葉には、「危機一髪で助かる」、「その場を切り抜ける」、「難を逃れる」というような言葉があります。
何とか虎口を脱することができた・・のような表現で遣います。

虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)

虎口(ここう)は、虎の口のことで、「虎口を逃れて」には前述の「虎口を脱する(ここうをだっする)」の意味も含まれています。逃れた後に「竜穴に入る」とういことを意味しています。竜穴というのは、文字通り「竜」の巣穴のことです。結局何を言いたいかと言うと、せっかく難を逃れたと思っていても、さらに、もっとすごい災難が生じることを意味しています。簡単に言うと「一難去ってまた一難」と同じような意味です。

三人、市虎を成す(さんにん、しこをなす)

なかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、街中にトラがいるということを一人や二人の人が言っても信じられないですが、3人まで同じようなことを言うと事実と違うことでも本当であると信じられてしまうと言うことを例えたことわざです。もう少し砕けて言うと、事実無根のうわさ話でも大勢の人が同じことを言ってしまうと、それが事実のように信じられてしまう可能性があるということの例えです。「市に虎あり(いちにとらあり)」、「三人、虎を成す(さんにん、とらをなす)」も同じような意味で遣われます。

三人、虎を成す(さんにん、とらをなす)

なかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、街中にトラがいるということを一人や二人の人が言っても信じられないですが、3人まで同じようなことを言うと事実と違うことでも本当であると信じられてしまうと言うことを例えたことわざです。もう少し砕けて言うと、事実無根のうわさ話でも大勢の人が同じことを言ってしまうと、それが事実のように信じられてしまう可能性があるということの例えです。「三人、市虎を成す(さんにん、しこをなす)」、「市に虎あり(いちにとらあり)」も同じような意味で遣われます。

前門の虎、後門の狼(ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ)

前門から来る虎を防いだと思っていたら、後門から来る狼が現れることを意味しています。同じような意味として遣われる言葉には、「一難去ってまた一難」という言葉があります。「虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)」という言葉とも同じような意味になります。
例文)「・・が解決したと思っていたら、今度は〇〇が生じてしまって・・まさに「前門の虎、後門の狼」といった状態なんだ・・・。」

千里の野に虎を放つ(せんりののにとらをはなつ)

「千里の野」というのは、広い野のことですので、広い野に虎を放つことを意味しています。どういうことかというと、能力のあるものを自由にさせるということになりますので、そのままにしておくと後々災いを残すようなリスクがあることになります。またそういう状態にしておくことを意味しています。後々の災いとなること(人)を放置してしまっていることを例えた諺です。「虎を野に放つ(とらをのにはなつ)」とも表現されます。
例)「・・そんなことをしたら、虎を野に放つようなもので、どうにもならなくなるかもしれませんよ・・・。」

時に遇えば鼠も虎になる(ときにあえばねずみもとらになる)

「時に遇えば」というのは、時の流れ(時流)に乗ることを意味します。ですのでこのことわざは、時の流れ(時流)に恵まれれれば、ネズミのような力のない者(つまらない者)でも虎のように権勢を振るうようになるこをを示しています。

虎に翼(とらにつばさ)

「虎に翼」とは、イメージしてみると分かると思いますが、虎に翼があればさらにドラの強さが増大すると考えられます。そのことからしてわかるように、もともと強い力のあるものが、さらにその力を増すような物事を得ることを示している言葉です。
この言葉は、あまり良い意味には遣われません。もうそれ以上権力を持ってほしくない者が、さらにその権力が増すような事柄が加わるような場合などに遣われます。
例)今の彼に、〇〇の肩書きが加わるなんて、虎に翼を与えるようなものだ・・。

虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね)

これも有名なことわざです。元々は中国の戦国策の中で解説してある諺です。虎に捕まえられた狐が、トラに食べられないようにするために、虎に嘘をいって信じ込ませることをしています。具体的には、「私は食べてはいけません。・・私は百獣の長なんです。嘘だと思うなら私の後ろについてきてください。」と言ってみんなが逃げていく様を虎が勘違いをしてしまいます。本当は、狐が怖いのではなく、キツネの後ろにいるトラが怖くて皆が逃げているのをトラは気づきませんでした。
このことわざは、強いものの力をずる賢く借りて、力を振るうような者(本当は力のないずる賢い人)を例える諺です。

虎の尾を踏む(とらのおをふむ)

現在の状況を虎の尾を踏むということで例えたことわざです。簡単に言えば「地雷を踏む」というような意味合いです。知らず知らずのうちに虎の尾を踏んでしまうということにならないように細心の注意を払わないといけないという戒めを込めたことわざです。また虎の尾を踏む覚悟で物事に取り組むという意味合いを込めて使われることもあります。「危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)」と同じ意味の諺です。

虎の子(とらのこ)

トラが自分の子供をとても大切にするということから、とっても大事なもの、秘蔵の金品などを意味する言葉です。
例)虎の子の財布

虎の巻(とらのまき)

もともとは、中国に伝わる兵法の秘伝書「六韜 (りくとう) 」の中にある「虎韜 (ことう)」の巻からできた言葉です。 「六韜 (りくとう) 」は、文の巻・武の巻・竜の巻・虎の巻・豹の巻・犬の巻の6つからなります。の巻「虎韜 (ことう)」は、兵法の極意について書かれてあり、教科書の内容を解説している参考書で、いざというときにとても頼りになる書物(秘伝書)のことを意味しています。秘伝書、教科書、解説書などど同じ意味の言葉です。マニュアルも虎の巻と似ていますが、虎の巻の方がマニュアルよりももっと実用性が高い参考書のニュアンスがあります。

虎は死して皮を留め、人は死して名を残す(とらはししてかわをとどめ、ひとはししてなをのこす)

トラがなくなったら毛皮として珍重されますが、人であれば亡くなった後に名前が残るような生き方が大切であることを示したことわざです。どういうことかと言うと、単に物を残すということだけではなく名誉や功績を残すことの大切さを示したことわざでもあります。
(英語での表現)
Live well and live forever.
立派に生きれば、(亡くなった後も、その功績によって忘れ去られることなく)永遠に生きることができる。

虎は千里行って千里帰る(とらはせんりいってせんりかえる)

このことわざは、虎が千里という長い距離を走っても、再び長い距離を戻って子供の元に帰ることから、親が子供に対する愛情の強さを示した言葉であり、また、勢いがあり行動力に溢れていることを例えた言葉です。

虎は千里の藪に栖む(とらはせんりのやぶにすむ)

もともと虎というものは、「千里の藪」というように広大な場所に住んで活動しています。どういうことかと言うと、虎のように能力のあるような者であれば、その能力を発揮できるような環境(場所)が必要であるということを例えた諺です。

虎を描いて猫に類す(とらをえがいてねこにるいす)

いくら虎を正確に絵に描いてみたとしても、虎の本当の姿を表現することは難しく、猫のように力のないものになってしまうということを示しています。どういうことかと言うと、虎のように能力のある者を、能力(素質)のない者が真似をしようとしても上手くいかないこをを諭した諺です。

虎を野に放つ(とらをのにはなつ)

「千里の野に虎を放つ(せんりののにとらをはなつ)」と同じ諺です。「千里の野」というのは、広い野のことですので、広い野に虎を放つことを意味しています。どういうことかというと、能力のあるものを自由にさせるということになりますので、そのままにしておくと後々災いを残すようなリスクがあることになります。またそういう状態にしておくことを意味しています。後々の災いとなることをしてしまうことを例えた諺です。

猫にもなれば虎にもなる(ねこにもなればとらにもなる)

状況(相手の対応など)によって猫のようにおとなしくもなるしトラのように凶暴になることもあるということを説明したことわざです。状況や環境に応じて、同じ人であっても態度が変わることを意味しています。

猫は虎の心を知らず(ねこはとらのこころをしらず)

外見が少し似ている猫でも、やはり虎の心は分からないことを意味しています。どういうことかと言うと、猫を能力のない小人物として例えており、小人物が虎のような大人物の考えが理解できないことを例えた諺です。

張り子の虎(はりこのとら)

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張子の虎とは、これのことです。見たことのある人はすぐに分かると思いますが、虎の首の部分が振り子のように動く仕組みとなっています。ですので、張り子の虎のように、(主体性がなく)なにも考えることなく首をよく振って頷く(うなずく)人のことを指し、また、そのように虚勢を張っている見掛け倒しの人のこと揶揄して言う言葉です。

暴虎馮河の勇(ぼうこひょうがのゆう)

暴虎(ぼうこ)とは、暴れる虎を素手で打つこと。馮河(ひょうが)とは、黄河を徒歩で渡ることを意味しています。このように普通では考えられないような無鉄砲なこと(無謀なこと)を後先を考えず行うことを例えた言葉です。

牡丹に唐獅子、竹に虎(ぼたんにからじし、たけにとら)

百獣の王とも言われる唐獅子が、唯一恐れているのは自分の体毛の中に潜んでいる害虫です。その害虫を放っておくと皮を食い破ってしまいます。ですが、その害虫は牡丹の花から滴る夜露にあたると死んでしまうといわれていることから、唐獅子は牡丹の花の下(安住の地)で休みます。また、虎よりも強い象は、象牙にヒビが入るため竹藪には入ってきません。そのため、虎にとっては竹藪が安住の地であると言えます。このように、唐獅子には唐獅子の、虎には虎の安住の地があることを説明している言葉です。一般的には、取り合わせの良いものを例えて言う際の言葉です。

羊質虎皮(ようしつこひ)

虎皮羊質とも言われます。羊質(ようしつ)とは、実際には羊であること。虎皮(こひ)とは、虎の皮を意味します。ですので、外見は虎であっても、中身が羊であることを意味する言葉で、結局は見た目は立派に見えても、中身が伴わないことを説明している四字熟語です。見掛け倒しと同じ意味として遣われます。

竜虎相搏つ(りゅうこあいうつ)

竜と虎のように、力が拮抗した強者同士(英雄同士など)が勝負することを表した言葉です。ポジティブな意味で遣われます!

竜の髭を撫で虎の尾を踏む(りゅうのひげをなでとらのおをふむ)

虎の尾を踏むというのは、前述していますが、かなり危険な状況を意味しています。また、同じように竜の髭(ひげ)を撫でるということも、普通に考えるとわかると思いますが、かなり危険な状況を意味します。この二つのことを並べてあるため、ものすごく危険なことを冒そうとしている(冒している)ときに遣われる言葉です。

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