2021年6月20日の巨人阪神戦において投手交代のタイミングについて珍しい判定が降りました。原監督が投手交代をしようとした際に、球審が最初交代できないと判断して、原監督に伝えましたが、実際は交代ができました!
一体全体どうなっているのか、投手交代のルールについて調べてみました。
審判が投手交代の判定を間違った理由
巨人・原監督の「マジック」に審判団が困惑…場内説明なく甲子園は騒然 https://t.co/hwknrlL1bR
— 奈良の寅男・島本・ゆっくりと🍀 (@naranotorao) June 20, 2021
球審に何事かを告げると審判団が集まって協議を始め、再びベンチを出た原監督の申告によって高梨から鍵谷への投手交代が成立した。
今回の巨人阪神戦においての原監督のピッチャー交代については、同一打者の時にはピッチャー交代ができないというルールがあるということで、ピッチャーを交代できないと判断したということですが、実際には同一打者ではなく代打に変更をした後でしたのでピッチャー交代ができることになります。
原監督や桑田投手ヘッドコーチは、ルールに従ってピッチャー交代をお願いしたんですが、審判がその判断を間違ったことになります。間違った理由は、同一打者の時にピッチャー交代の要請をされたと審判が思い込んだことによります。
投手(ピッチャー)交代のルール
ピッチャー交代のルールについて調べてみましたが、結構複雑でした。
先発ピッチャー及び救援ピッチャーの義務
もともと球審に手渡された打順表に記載されているピッチャーは、第一パッターまたはその代打者がアウトになるかあるいは一塁に達するまで投球をする義務があります。ただしそのピッチャーが負傷また病気のために投球が不可能になったと球審が認めた場合を除きます。
あるピッチャーに代わって救援に出たピッチャーは、その時のバッターまたは代打者がアウトになるか一塁に達するかあるいは攻守交代になるまで投球する義務があります。ただしそのピッチャーが負傷または病気のためにそれ以降ピッチャーとしての競技続行が不可能となったと球審が認めた場合を除きます。
第一パッターまたはその代打者がアウトになるかあるいは一塁に達するまで投球をする義務があります。
このようなルールがあるため、審判が今回のような勘違い(ミス?)をしたものと思います。
プロ野球のピッチャー交代に関するルールは、今回のように審判も勘違いするほど細かい設定がされているようです。
分かりやすくルール解説しようと思いましたが、もう少し研究してみようと思います^^;
原監督のコメント
ピッチャー交代に関して、最初は断られ、次に球審や審判が協議してからようやく分かり、ピッチャー交代が認められることになりましたが、審判の勘違いについては原監督は何も言われておられません。
さすがですね〜!