シングルとシングルスの違い！なぜ卓球とフィギュアで違うのか？

オリンピックの卓球の試合などでシングルスという言葉が出てきますが、シングルとシングルスの違いというのが気になってしまいました。なぜ卓球ではシングルと言わないんでしょうか？
フィギュアスケートなどではシングルという言葉を使いますが、卓球やテニスの試合では、シングルスやダブルスという言葉が使われます。
どうしてこのような違いが生じたのか、意味や理由を調べてみました。

シングルとシングルスの違い

英語でシングルとシングルスの違いは？

single（シングル）とは？

英語での名詞のsingle（シングル）の意味は、文字通り「一人」とか、「独身者」、「レコードのシングル盤」、「一ドル紙幣」などの意味があります。

普通に、そうだと思いますが・・・。

singles（シングルス）とは？

では、singles（シングルス）の意味はと言うと、実は、singles（シングルス）は、single（シングル）の複数形なんです。普通に考えると分かると思いますが・・。
・・で、辞書で意味を調べてみると、テニスや卓球などでの試合「シングルス」となっています。
でも、知りたいのはそこじゃないですよね・・。
要するに、なぜ、テニスや卓球の試合では「シングルス」と言うかということですが・・・

例文をいくつかみると、そのヒントがありました。

例文

6 dollars in singles・・（1ドル札で6ドル）

一ドル紙幣だけは、「single」なんですが、1ドル札で合計6ドルとなれば、1ドル札が複数あるため、複数形となります。

なぜ卓球やテニスでは、singles（シングルス）というのか

ここまで、来るとわかると思いますが、

卓球の試合は、二人で行いますよね（相手がいますので^^;）
要するに、single（シングル）が複数（二人）いるため、singles（シングルス）という表現をするということです！

そして、同じように、卓球やテニスのダブルスの試合では、ダブルが二つの合計4人で行います。
ですので、singles（シングルス）の場合と同じようにdoubles（ダブルス）という表現になっています。

なぜフィギュアでは、single（シングル）というのか

フィギュアスケートでは、一人で演技をしますので、single（シングル）という単数形が使われるということです。

まとめ

ということで、ようやく謎が解けました！

卓球やテニスなど、1対1で試合をする場合は、シングル対シングルとなり、シングルが二つとなりますので複数形のsingles（シングルス）が使われます。

フィギュアスケートのように、相手がいなくて、一人で競技するような場合にはsingle（シングル）が使われるということです。

ちなみに、テニスや卓球などで二人対二人の場合は、ダブル対ダブルとなりますので、ダブルの複数形doubles（ダブルス）が使われます。

言葉にすると、分かりにくいかも知れませんが、整理すると、こんな感じになると思います。