サマーウォーズの主人公と言ってもいいぐらい重要な役割をになっている栄おばあちゃんについて調べてみました。栄おばあちゃんの声を担当している声優は富司純子さんです。声優というよりは女優さんと言った方が早いですが、実は栄おばあちゃんと富司純子さんとの間には意外な共通点があることがわかりました。
サマーウォーズを見ると、なんだか元気になりますしやる気もどんどん湧いてくるような気がします。登場人物の高校2年生の男の子(小磯健二)や、陣内家の人々も栄おばあちゃんに励まされ、正しい方向へと導かれた仲間と言ってもいい存在だと思います。
栄おばあちゃんの「あんたならできる!」という言葉には、とっても励まされますよね。
このサマーウォーズが、10年以上たった今でも愛され続けるアニメであるのは、おそらく次のようなことが考えられると思います。
それは、栄おばあちゃんを取り巻くみんながそれぞれの困難を乗り越えながら、やる気あふれる行動力を発揮している姿を見て、嬉しく、また頼もしく感じられるためだと思います。
ちょっと話が長くなりましたが、栄おばあちゃんの声を演じている富司純子さんについてご紹介します。
サマーウォーズの栄おばあちゃんの声優
富司純子(ふじ すみこ)
上記の写真は映画「椿の庭」のワンシーンですが、なんだか栄おばあちゃんと孫の夏希のようですね。
栄おばあちゃんも和服でしたが、富司純子(ふじ すみこ)さんも、まんま和服で、アニメの世界から飛び出してきたふたりのような映像だと思います。
富司純子さんは生年月日が1945年12月1日で2021年7月現在で75歳になられます。本名は寺島純子さんと言われまして女優の寺島しのぶさんの実の母親になられます。出身地は和歌山県御坊市。血液型は O 型です。
7歳の頃から日本舞踊を習われており、中学校卒業時に宝塚音楽学校を受験するために宝塚コドモアテネに通われていたこともありました。結局お父さんの反対もあって受験を断念することになられます。デビューは1963年なんですがその1年前の1962年で当時、高校2年生の時に読売テレビの歌謡番組のカバーガールとして出演されています。
デビュー作品は映画『八州遊侠伝 男の盃』であり、千葉真一さんの恋人役でデビューされています。代表作は任侠映画の絶大なるファンを得ている緋牡丹のお竜(矢野竜子役)です。結婚されたのは1972年歌舞伎俳優の4代目尾上菊之助(現在の7代目尾上菊五郎)とされています。
司会者としても活躍されておられフジテレビのワイドショー番組「3時のあなた」で10年10カ月という長期間にわたって司会を務められています。
最近の出演では2010年の連続テレビ小説「てっぱん」で主人公の祖母役を演じられておられGalaxy 賞も獲得されておられます。上白石萌音さんとの共演もされており「舞妓はレディ」では第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を獲得されました。
まさに大女優という名が相応しい素晴らしい実力を持った女優さんです。
栄おばあちゃんと富司純子との共通点
栄おばあちゃんと富司純子さんとの意外な共通点があります。それはサマーウォーズの中でも出てくる花札のシーンに隠されています。ここまで言えばもうお分かりだと思いますが、富司純子さんは、任侠映画「緋牡丹博徒シリーズ」の主演を務められています。全8作からなるこの映画は、任侠映画で人気の鶴田浩二さんや高倉健さんと並ぶ存在として有名です。
ヨンイさんに紹介して頂いた加藤泰監督作「緋牡丹博徒 花札勝負」観たのだ!
— もっかいさん (@tw6ONtqG0as3F4r) February 10, 2020
素晴らしい出来なのだ…義理人情。
時代は大体明治〜大正辺りなのだ?
鬼滅もそうだけど和装と洋装とを違和感なく画面に登場できる時代って素敵なのだ。 pic.twitter.com/2T5oTP5gGm
任侠映画で思い浮かぶのはやはり、このサマーウォーズで取り上げられている花札が挙げられます。
サマーウォーズとは雰囲気がだいぶ違いますが、サマーウォーズの中で登場する栄おばあちゃんは、もしかすると緋牡丹博徒シリーズの雰囲気を受け継いでいるのかもしれません。
確かめるには、本家本元の映画を見るしかなさそうですが^^;
侘助を薙刀で追い詰めるシーンがありますが、富司純子さんが実写映画でもそのようにされている映像が目に浮かぶのは私だけではないと思います。実写版のサマーウォーズがあれば面白そうですけどね。