女神の教室10話のネタバレ感想!司法試験の結果と最終回の予想も!

女神(テミス)の教室の第10話を視聴した後にネタバレと感想を書いています。いよいよ来週が最終回となります。これからもまた、どんでん返しが待っているかもしれませんね。今まで、暗い内容もありましたが、実は、ハッピーエンドにつながる事情が明らかになるかもしれません。最終回の予想もしていますので参考にしてみてください。

目次

女神の教室の前回(9話)のあらすじ、見どころ

風見刑事(尾上松也)が処分され

風見刑事(尾上松也)が停職処分を受けたと知り、柊木(北川景子)は衝撃を受けていました。風見は松下と言う塾講師の男をずっと追っていたのですが、それを塾の学生を狙ったストーカーと疑われて通報されてしまった野です。しかし、実は松下は過去にわいせつ行為で起訴されており、証拠不十分で無罪とされ、その被害者が自ら命を絶ったという事件があったのです。風見は自身の妹が同様の被害に遭ってから20年、廃人同然になってしまい、そんな事件を起こした松下を許せず、探り続けていたのです。そしてまた、柊木や学生をつけ狙っていた男・クロウこと津山が自ら命を絶った事件についても、そうでなかった可能性が出てきました。そんなある夜、藍井(山田裕貴)が刺される事件が発生したのです。それは風見の仕業でした。風見は自分に協力してくれた女子高生が松下によって性被害に遭い脅迫されたことを知って復讐をしようとし、それを止めようとした藍井を誤って刺してしまったのです。

女神の教室(10話)で感動したシーン

風見が次第に心を開き

津山が自ら命を絶った、そして今回の藍井を刺してしまったこと…完全黙秘していた風見が次第に心を開き、学生たちや柊木の言葉を聞いて表情を変えていくシーンが素晴らしかったです。法律では裁けなかったと絶望していた彼が、その向こう側にあるものを初めて見据えた瞬間だったのかもしれません。そしてまた、被害者の女子高生に寄り添って力を貸そうとしてくれる安藤弁護士(佐藤仁美)の頼もしさは、一市民としてとてもありがたいものでした。そうして女の子を守り、風見のこれからを助けたいと考える柊木と学生たちの思いがズシリと伝わってきました。

学生達がそれぞれに行動を起こしたシーン

法律に希望を持てずに黙秘を続ける風見のために、学生達がそれぞれに行動を起こしたシーンが感動しました。どんなに罵倒されても諦めずにビラを配り、それにより、今回の女子高生の被害を知ることができ、風見の動機が判明しました。そして、そんな女子高生の心のケアまでしっかりと考えて安藤に相談もしていて、これに関しては、照井の存在が大きかった印象でした。更には、風見の妹の様子も見に行き、どれほど風見の存在が大きいかという説得もして風見の心を動かしていた事に、学生達の成長を見ることができて、とても感動しました。

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女神の教室(10話)で気になるシーン

人嫌いだった藍井が変化

人嫌いだった藍井が風見の件を単独で追って、結果的に刺されたことの根源は、他人=風見が考えていることが気になって仕方がなかったから…ということでした。柊木が抗議で言っていた「人を知れ」という言葉に知らないうちに影響を受け、風見のことを追求しなければ気がすまなくなっていたのです。そして風見の行動の真相に辿りつき、自らが身を挺して最悪の事態を回避させた藍井。無機質なロボットのようだった彼が人らしく我がことを柊木に語っていく様子は、学生だけでなく藍井までも変えてしまった柊木の人間力を体感させてくれるシーンでした。それが学生たちの司法試験対策への原動力にもつながりましたが…卒業式のあとで、彼らがどうなっていったか…次の司法試験の結果が心配でなりません。

照井の言葉が気になる

風見が津山の死に関わっているかもしれないと分かった時に、驚きを隠せない学生達の中で発言した照井の言葉が気になりました。照井は、「風見が、津山から自分達を守ってくれていたのかもしれない」という内容の発言をしました。確かに、津山が生きていたら、まだ被害は続いていたかもしれません。もちろん、たからといって犯罪に手を染めてはいけないし、結果的には法で裁くべきだというストーリー展開にはなりましたが、やはり一度は、そのように考えてしまうだろうと、人間の心理を見た気がした、気になるシーンでした。

司法試験の結果と最終回の予想

桐谷(前田旺志郎)はまだ合格できず

照井(南沙良)、真中(高橋文哉)、水沢(前田拳太郎)、天野(河村花)の四人は司法試験に合格して司法修習生となり、そこからそれぞれの希望の進路に進んでいきました。しかし、ただ一人、桐谷(前田旺志郎)はまだ合格できずに浪人を続けていたのです。彼は焦燥感に駆られていました。果たして、桐谷は望む将来に向かうことができるのか…?そして司法試験を突破した4人も、それぞれが置かれた場所で悩み多き日々を過ごしていたのです。柊木は青南ローの守宮学院長(及川光博)から文科省の法科大学院特別委員会で「ロースクールの存在意義」を語って欲しいと頼まれました。次世代の法律家を育てていくためのロースクール=法科大学院の大切さを、柊木はどう伝えていけるのか。ともにその時代を過ごした弁護士の安藤(佐藤仁美)と検事の横溝(宮野真守)に支えられて、柊木は大切なことを自分の言葉で語っていくのです。

学生たちのそれぞれの進路は?

最終回では、卒業後の学生達が描かれるようですが、皆が皆、順調とは限らないと思っています。まず、勉強が遅れていた桐矢は、なかなか試験に受かることができずに、法律家への道が困難になると予想しています。他の人達も、法律家にはなると思いますが、それぞれが壁にぶつかって、スムーズには行かないと思います。そんな時に、柊木と再会して、改めてやる気を貰うという展開になりそうです。ただ、それでも、一人くらいは、法律家を辞めてしまう展開もあるのではないかと予想しています。

女神の教室(10話)の好きなキャスト

藍井仁(山田裕貴)

藍井仁(山田裕貴)は法律・判例オタクで超合理的に司法試験を突破する指導の請負人として「メシア」とまで言われていましたが、彼はまるでサイボーグのように他者の意見を受け入れることなく、感情を排除したやり方で法律をとらえていました。それが次第に柊木(北川景子)の影響を受けて、少しずつ変質していったのですが、そのプロセスがとてもチャーミングでした。絶対的な自身の在り方に疑問を持つようになり、柊木や学生の言葉を取り込んで、まるで学習していったかのようで、最終的には風見の凶行に気づいてそれを止めていったのです。おそらくそれは彼自身も驚く行為だったのではないでしょうか。不器用だけど、人間味が増してきた彼は、きっとこれからもっと学生に崇拝されるメシアとして、今度は畏れられながらも慕われる存在になるのでは、と思いました。

照井役の南沙良の演技が良かった

今回は、照井役の南沙良さんの演技が好きでした。卒業ということで、これまでの生徒の様子を振り返るシーンがありましたが、当初と現在で表情の柔らかさが全く違って、それだけで成長を感じることができました。更には、女子高生に親身になって接している雰囲気も胸に響いたし、柊木に進路を照れながら伝えるシーンも感動的でした。冷静な話し方はあまり変わらないのに、表情だけで、ここまで気持ちを伝えられるところが、とても凄いと感じられて好きでした。

女神の教室(#10話)の全体的な感想(まとめ)

なぜ法律家を目指すのかを改めて考えさせる回

司法試験という難関に挑戦し続ける学生たちの苦悩を描きつつ、その法律の大切さ、残念な無力さをにじませた本作の集大成であったと思います。通り一遍の試験対策だけでなく、なぜ法律家を目指すのかという根本的な部分から考え直させてくれた柊木の存在の意義は、実務演習の学生たちの人生を大きく変えました。そして恐らくは、道を踏み外してしまった風見の人生にも、これから影響を与えていくはず。絶望してしまった人を掬い上げてくれる法律と、それをきちんと適用してくれるプロがいると信じたい、そんな小さな希望を見せてくれました。

柊木が周囲に与えた影響の大きさが感じられた

正直、風見が津山の事件に関わっていたり、法律に絶望している姿は、ショックなものでした。でもその風見の事件を通して、学生達の成長や藍井の心の変化を大きく感じることのできた回でした。ただの知識だけでなく、その人の背景までしっかり考えて行動できた学生達の姿は、柊木への信頼が感じられた気がしました。また、自ら風見を止めようとした藍井も、柊木に心を動かされている事が伝わってきて、柊木が周囲に与えた影響の大きさを感じ取れた回でした。

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