NHK の映像の世紀 バタフライエフェクトという番組のタイトルであるバタフライエフェクト(バタフライ効果)の意味が気になったので調べてみました。NHK のホームページでは、一羽の蝶の羽ばたきが嵐を起こすという説明がされています。このことから連想される言葉としては、「風が吹けば桶屋が儲かる」と言う日本のことわざです。番組のタイトルに採用されている「バタフライエフェクト」という言葉と「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざとの関係についても書いていますので参考にしてみてください。
バタフライエフェクトの意味
意味について
英語では、「butterfly effect」です。
単語の意味としては、
butterfly・・蝶
effect・・効果、影響、結果
ですので、
直訳すると、「蝶の効果」、すなわち「蝶の羽ばたきによる結果」というニュアンスになります。
語源について
「風が吹けば桶屋が儲かる」との関係
風が吹けば桶屋が儲かるの意味
大風が吹く
↓
土埃(つちほこり)が立つ
↓
土埃が目に入って、目の不自由な人が増える
↓
目の不自由な人(盲人)の仕事として、三味線の仕事が増える(昔の話です。)
↓
多くの三味線が必要になる
↓
猫の皮(三味線の材料)がたくさん必要になる
↓
多くの猫が三味線にされるので猫の数が減る
↓
猫の数が減ると、ネズミの数が増える
↓
ネズミの数が増えると、ネズミが桶をかじることが増える
↓
桶の修理の数が増える
↓
桶屋が儲かる!
バタフライエフェクトとの関係
まさにバタフライエフェクト(バタフライ効果)についても、「風が吹けば桶屋が儲かる」の理論と酷似していると思います。一羽(一頭)の蝶の羽ばたきが、最終的には嵐を起こすということと、風が吹くことで桶屋が儲かるということは、「現代の最新科学」VS「江戸時代の知識人の知恵」のような関係のように思います。
ただ、NHKの番組タイトル的には、映像の世紀「風が吹けば桶屋が儲かる」というタイトルでは、なんとも信憑性がないような印象になるので、やはり「バタフライエフェクト」という現代の言葉を使っているのだと思います。
番組で取り上げられている最初の些細なきっかけになる事象(一羽の蝶の羽ばたき)がどんどん連鎖していって、とんでもない結果につながっていく様を目の当たりにすると、まさしくバタフライエフェクトというタイトルがふさわしいと思えてしまいますね。
NHK映像の世紀バタフライエフェクトの放送日時
放送日時
基本的に毎週、月曜日の午後10時からです。
NHKの総合で放送されます。
再放送
基本的に、毎週木曜の午前0時25分(水曜日の深夜)からです。
NHKの総合で放送されます。