辰年のことわざと意味!新年の挨拶に使える格言とは?

2024年は、辰年(たつ年)です!辰年(たつ年)にちなんだことわざ(諺)や格言について調べてみました。新年の挨拶や辰年(たつ年)にふさわしいスピーチに活用するためのヒントになれば幸いです。ポジティブな格言や意外な意味を持っている格言がありますよ。あいうえお順に紹介します。

目次

辰年(たつ年)のことわざ(諺)

あいうえお順に、辰年(たつ年)の諺(ことわざ)を紹介しています!

一竜一猪(いちりょういっちょ)

「一竜一猪」(いちりょういっちょ)は、努力して学ぶ人と怠けて学ばない人の間に大きな差が出ることを表す四字熟語です。「竜」は賢く、成功した者を象徴し、「猪」は学ばない者を象徴しています。つまり、この言葉は努力するかしないかで、人間の賢さや成功の度合いに大きな差が出ることを教えてくれる言葉です。

例)一竜一猪の通り、努力を怠らず素晴らしい結果となった・・。

雲龍風虎(うんりゅうふうこ)=雲は竜に従い、風は虎に従う

「雲龍風虎」という言葉は中国の古典「易経」から来ており、雲が竜と共に現れ、風が虎と共に現れる様子から、優れた人物や英雄がその偉大さに相応しい場所や状況に現れることを象徴しています。
この四字熟語の「雲竜」部分は、雲と竜が一緒に現れる姿を通して、優れた人物や英雄を表しています。また、「風虎」部分は、風と虎が一緒に現れる姿を通して、勇者や豪傑を表しています。
つまり、「雲龍風虎」という言葉は、優れた人物や英雄、勇者や豪傑がその力と威厳を持って現れる様子を表現しています。
「雲は竜に従い、風は虎に従う」とも言います。

例)あの人の演説は、雲龍風虎のように・・。
  彼の作品は、まさに雲龍風虎のように力強く・・。
例)あの人は素晴らしい歌手だが、それを育てた作曲家のAさんも素晴らしいですね。まさに「雲は竜に従い、風は虎に従う」だね・・。

虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)

「虎口を逃れて竜穴に入る」ということわざは、一つの災難から逃れたと思ったら、別の災難に遭遇するという意味です。例えば、虎に追われている人が、虎から逃げ切ったと思ったら、竜の住む洞穴に入ってしまうという状況を想像してみてください。このことわざは、災難が次々に起こることを表すたとえとして使われます。
このことわざの類義語には、「一難去ってまた一難」や「火を避けて水に陥る」などがあります。
これらのことわざも、同じように災難が続くことを表します。

例)「虎口を逃れて竜穴に入る」のようにならないよう、気をつけたいものですね〜!

辰巳下がり(たつみさがり)

「辰巳下り」は、柔らかく洗練された言葉や行動を示す言葉であり、「辰巳上り」とは正反対の意味を持ちます。「辰巳上り」は、粗暴な言動を指す言葉であり、ちょうどこの二つの言葉は対照的な関係にあります。
「辰巳下り」は、人の性格や振る舞いを評価する際に使われることがあり、穏やかで品のある人を褒める際に使用されます。

例)「辰巳下り」のような彼女の品のある振る舞いに、一同感動した・・

登竜門(とうりゅうもん)

「登竜門」という言葉は、出世や成功への大きな障壁または試練を指す表現です。
この言葉のルーツは中国の黄河に位置する「龍門」という急流に関係した伝説にあります。この伝説によると、龍門を上り切ることができた鯉は龍に変身すると言われており、この話から「登竜門」という表現が生まれました。
ですので、「登竜門」は逆境を克服し、目標を成し遂げる達成感や価値を象徴する言葉となっています。
ビジネスの世界や普段の生活の中で、「登竜門」は頻繁に使用される言葉で、成功への道が拓けることを祝う意味で使われること多いです。

例)この大会の結果が、新人の登竜門となる重要な意味をもちます・・

竜が水を得たる如し(りゅうがみずをえたるごとし)=竜の雲を得る如し

「竜が水を得たる如し」という表現は、何かや誰かが適切な状況や条件に出会った際に、本来の力を十全に発揮して著しく成功する様子を描いています。
竜は水を手に入れることでそのポテンシャルを最大限に引き出し、空に舞い上がるといわれています。同様に、人や物事も最良の環境や条件に恵まれた時、その能力をフルに活かして成功を収めることができるという意味が込められています。
同じような表現に、「竜の雲を得る如し」があります。これも、「竜が水を得たる如し」と同様にポジティブな意味として使われます。

例)今までパッとしなかった彼が、このプロジェクトに参加するようになって、まさに「竜が水を得たる如し」と言える活躍を・・

龍頭蛇尾(りゅうとうだび)

スタート時はエネルギーに満ち、壮観であるものの、時間が経つにつれてその勢いが失われ、結果が芳しくない状況を示す言葉です。元々は、美しい龍の頭と細い蛇の尾を組み合わせた言葉で、その対比からこの表現が生まれました。
この四字熟語は、特定のプロジェクトや仕事、人の行動を指して使われることが多いです。
例えば、初めは期待に満ちたスタートを切るものの、最終的にその意気込みが失われ、期待に応えられない結果に終わるような状況を描写する際に用いられます。
マイナスの言葉になるので、(戒めなど)逆に使うとプラスにすることができます。

竜に翼を得たる(りゅうにつばさをえたるごとし)

竜というすでに威力を持った生き物が、翼を手に入れ飛翔することで更なる力を得る様で、「すでに力強い者が更に強くなる」ことを象徴しています。これは「鬼に金棒」と同じ意味で、力強い存在がさらに強大な力を得る様子を描写しています。鬼に金棒よりは、カッコいい表現ですね。

例)会社は、あの素晴らしい技術を取り入れたことで、まさに「竜に翼を得たる如し」と言える業績改善を・・・。

竜の髭を蟻が狙う(りゅうのひげをありがねらう)=虎口を逃れて竜穴に入る

「竜の髭を蟻が狙う」ということわざは、自分の力のなさを考えずに、大きなことを望んだり、強い者に挑戦したりすることを表す言葉です。
例えば、小さな蟻が、巨大で強力な竜の髭を奪おうとするという無謀な行為を想像してみてください。このことわざは、身の程知らずや無鉄砲な態度を批判するために使われます。
類義語には、「蟷螂の斧」や「虎口を逃れて竜穴に入る」などがあります。これらのことわざも、同じように自分の力以上のことをしようとすることを表します。

例)竜の髭を蟻が狙うような、無鉄砲なことはしないほうがいい・・・。

竜は一寸にして昇天の気あり(りゅうはいっすんにしてしょうてんのきあり)

この諺は、素晴らしい才能を持つ人物が幼少期からその片鱗を見せることがある、という意味を持ちます。
将来の成果や成就を予期させるような特別な能力を持つ子供に対して使われます。
龍は、伝説によると空を飛ぶことができる特別な存在なので、この諺は、幼いころから特別な能力を持つ人物が、将来大きな成功を収めることができるという期待を表現しています。

例)あの女の子は、まだ8歳なのにオーケストラとも共演しています。まさに「竜は一寸にして昇天の気あり」の言葉に相応しく、将来が楽しみですね〜!

卯年の諺・格言

卯年の諺・格言については、こちらに書いています。

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寅年の諺・格言

寅年の諺・格言については、こちらに書いています。

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