じゃがいもの収穫時期はいつ?葉っぱの状態や色についても調査!

ジャガイモは土の中で育つため、収穫のタイミングが分かりにくく、収穫が早すぎると未成熟な芋を掘り出してしまうことがあります。未成熟な小さな芋は「ソラニン」などの有害物質を多く含むため、食べられません。また、食べられるサイズの芋も、できるだけ大きく成長してから収穫したいものです。
ジャガイモの収穫時期の見極め方法が気になったので調べてみました。ジャガイモを植え付ける時期によっても異なりますが、基本的に、ジャガイモを植え付けてから収穫するまでの期間は、100日程度であると言われています。収穫方法や収穫後の取り扱いについても調べていますので参考にしてみてください。

目次

ジャガイモの収穫と保存のポイント

ジャガイモは栽培期間が短く、育てやすい野菜のひとつです。ここでは、収穫時期の見極め方や収穫のコツ、保存方法について解説します。収穫のポイントを押さえて、大きな芋を育てましょう。

収穫時期はいつ?

ジャガイモの収穫時期は春と秋の2回です。春植えの場合は5〜6月頃、秋植えの場合は11〜12月頃が適しています。種芋の植え付けから約100日が収穫の目安です。

春に植えたジャガイモの収穫時期は品種や地域によって異なりますが、一般的には5月から7月頃です。植え付けから収穫まで約100日が目安なので、植え付け時期から計算してみましょう。

ただし、梅雨に入ると収穫が難しくなり、芋が濡れて傷みやすくなります。そのため、梅雨入り前に収穫することが推奨されます。植え付け時期を計算し、梅雨前に収穫できるように計画すると良いでしょう。遅く植えた場合は、適期を待たずに早めに掘り出す方が良いです。

収穫のタイミングの見極め方(葉っぱの状態や色)

ジャガイモの収穫タイミングは、葉や茎の色の変化や芋の成長具合で判断します。

収穫の時期になると、茎が垂れ下がり、葉が黄色く変色して枯れ始めます。この変色が見られたら、少し土を掘って芋が成長しているか確認すると良いでしょう。

株の状態でも判断できます

収穫時期は株の状態でも判断できます。花が咲き終わり、葉が黄ばみ、茎が垂れ下がってきたら収穫の合図です。

収穫のタイミングになったら、まず株元から少し離れた場所を優しく掘り、芋の状態を確認する「試し掘り」を行いましょう。芋がまだ小さい場合は、そのまま埋め戻し、しばらく待ってから再度収穫を試みてください。

収穫のコツ

茎がしおれて葉が黄色く変わり始めたら、収穫のタイミングです。土を軽く掘って芋の状態をチェックし、充分に育っていれば収穫しましょう。

ジャガイモの収穫方法

必要な道具

スコップ、軍手またはゴム手袋など。

先が少し尖った園芸用スコップを使用すると掘り起こしやすく、深い土の中に残ったジャガイモを探すために軍手やゴム手袋を用意しましょう。

収穫の手順

収穫時はジャガイモの茎を束ねて根元をしっかり持ち、少しずつ引き抜きます。引き抜いた後は周囲の土を掘って、残っているジャガイモを見つけましょう。ジャガイモを傷つけないよう、株元から少し離れた位置にスコップを差し込み、株全体を持ち上げるようにして土を掘ります。その後、手で優しく株元を掘り出します。

掘り残しがないよう、土の中を手でかき混ぜることもおすすめです。

ジャガイモ収穫後の処理

収穫したジャガイモは土が付いたまま半日ほど天日干しし、表面が乾燥したら新聞紙を敷いた段ボール箱などに入れて涼しい場所に保管します。光が当たらないよう注意しましょう。収穫後はジャガイモの皮をよく乾かしましょう。乾いた後は段ボールや新聞紙で遮光し、風通しが良く、気温が10℃程度の冷暗所や冷蔵庫の野菜室に保存します。じゃがいもは、泥が付いたまま冷暗所で保存しましょう。りんごと一緒に保管すると、りんごから放出される成分が芽の成長を抑え、芽が出にくくなります。

ジャガイモを日光に当てると皮が緑色に変色し、ソラニンやチャコニンといった天然毒素が発生するため注意が必要です。

適切に保存すれば、ジャガイモは数ヶ月以上保存可能です(品種によっては芽が出やすいものもあります)。

収穫に適した時間帯

収穫時間に特に決まりはありませんが、朝の収穫がおすすめです。朝に収穫することで、掘り上げた後の日光に当てて表面を乾燥させやすくなります。また、晴れた日を選ぶことも重要です。ジャガイモを収穫する際は、表面を乾燥させてから保存する必要があります。午後や夕方に収穫を始めると、日が暮れて気温が下がるため乾燥が不十分になります。収穫は、気温が上昇する午前中に行うのが最適です。

ジャガイモは濡れると傷みやすいため、土が乾いているときに収穫します。雨の日や雨が降った翌日は土が湿っているため避け、晴れが2〜3日続いた後に収穫するのが理想的です。

新ジャガイモの収穫時期

新ジャガイモは収穫後すぐに出荷されるもので、通常のジャガイモと収穫時期に大きな違いはありません。

新じゃがいもは、葉と茎が青い段階で収穫される未熟なじゃがいもです。水分が多く含まれており、通常のじゃがいもよりも柔らかいのが特徴です。一方、通常のじゃがいもは完熟してから収穫されるため、新じゃがいもよりも硬く、デンプンが多く含まれています。

普通のじゃがいもの旬は10月から11月頃ですが、新じゃがいもの旬は5月から6月頃です。一般的に新じゃがいもは冬に植え付けられ、3月から6月に収穫されます。ただし、北海道では春に植え付けて秋に収穫されることが多いため、収穫時期だけで新じゃがいもかどうかを判断するのは難しいです。

また、通常のじゃがいもは保存が効くため、収穫後に貯蔵することができます。それに対して、新じゃがいもは収穫後すぐに出荷されます。

一つの種芋からの収穫量

品種によりますが、一つの種芋から約10個前後のジャガイモを収穫できます。

葉の状態で収穫時期を判断

ジャガイモの収穫時期は葉の色を目安に判断しましょう。葉が変色し始めたら収穫のタイミングです。収穫したジャガイモは、傷ついているものは早めに食べ、その他のものは日光に当てず涼しい場所で保存することを心がけましょう。

収穫が遅れた場合の影響

収穫が遅れると芋が肥大し、中心に空洞ができたり、割れたりすることがあります。特に春植えの場合は梅雨明けの高温多湿の時期に収穫が遅れると、芋が傷みやすくなります。

ただし、1〜2ヶ月収穫を遅らせてどうなるか実験している方の情報では、全く大丈夫との情報も複数報告されていますので、健康なジャガイモであれば少しぐらい遅れても特に影響ないのかもしれません!
少し、ジャガイモの株を残して実験してみるのもいいかもしれませんね。

収穫後の食べ頃

ジャガイモは通常2ヶ月ほど保存してから食べますが、収穫後すぐに食べることもできます。収穫直後のジャガイモは水分が多く、蒸したり茹でたりするとしっとりとした仕上がりになります。皮が薄く柔らかいので、皮ごと調理しても美味しいです。

収穫した芋を種芋にするのは避ける

収穫した芋を種芋にすることは可能ですが、病気にかかっているリスクがあります。芽が出ても生育不良や枯れ、土中に菌が増殖して他の株に悪影響を与えることがあります。市販の種芋は管理された環境で育てられているため、病気の心配が少なく安全です。収穫した芋を種芋にするのは避け、市販の種芋を使用することをおすすめします。

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