どうする家康で空誓上人の最期!キャスト市川右團次の演技力とは?

NHK 大河ドラマどうする家康で、圧倒的な存在感を醸し出している空誓上人(くうせいしょうにん)についてどのような最期だったのか気になったので調べてみました。史実に基づくと分からない部分は沢山ありますが、織田信長や徳川家康が活躍した時代に紛れもなく存在した人物であるというのは間違いないようです。空誓上人(くうせいしょうにん)を演じている市川右團治さんの演技についても書いていますので参考にしてみてください。

目次

空誓上人(くうせいしょうにん)の父親と母親について

父親は本願寺中興の祖である蓮如の孫で堅田慈敬寺4世実誓という人です。父親は本願寺中興の直系であることから空誓も順当にいけば本願寺を継いでいたかもしれません。母親は権大納言四条隆永の娘です。母親がいつ空誓を生んだのかはわかっていません。

空誓上人(くうせいしょうにん)と織田信長、家康との年齢差

空誓上人(市川右團次)はドラマで活躍している姿をみるとお年を召されているように見えます。確かに生年不詳ではありますが一説には空誓上人(市川右團次)が本證寺の住持となったのは17歳の頃と言われています。その2年後の1563年に三河一向一揆が起きたので、ドラマに出てきた空誓上人(市川右團次)は19歳と推測できます。また、この時徳川家康(松本潤)は22歳、織田信長(岡田准一)は31歳といわれています。

一般的には、空誓上人(市川右團次)の生年月日は、1545年と言われています。また、織田信長は、1534年生まれで、家康は、1543年と言われていますので、空誓上人(市川右團次)は、織田信長より21歳年下で、家康よりも2歳年下ということになります。色々な説がありますが…。ドラマとはちょっと設定が違いますね〜!

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空誓上人に関係した有名なエピソード

永禄7年(1564年)一向一揆において松平の軍勢及び援軍の水野勢と小川で衝突した際には、空誓上人(市川右團次)自ら一揆勢を率いて戦ったといわれています。その際空誓上人(市川右團次)は自ら鎧を身につけ鉄棒を振り回し戦ったともいわれています。怪力で鉄棒を振り回す姿はまさに武蔵坊弁慶のようです。また、諸説ありますが、本證寺の住持となってたった2年で民を集めて一揆を起こせてしまうまでに大きくしたその人心掌握の術は空誓上人(市川右團次)を語るうえで欠かせないでしょう。

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空誓上人の奥さんや子供

永禄7年(1564)には家康(松本潤)と空誓上人(市川右團次)の間で一旦和議が成立しましたが、半年後には簡単に反故にされ、坊主軍の退去・寺の破却・禁教・守護不入の剥奪などが実施されました。一揆軍のリーダーだった空誓上人(市川右團次)は妻子を伴って愛知県豊田市に逃れ、一説には大きな洞穴に20年近く隠れ住んだといわれています。奥さんや子供のその後はよくわかっていません。

空誓上人が「一向一揆」にどのように関わったか

三河一向一揆の発端については諸説あります。ドラマでは流行りの怪しい宗教のように見える一向宗ですが、慣れない異郷で空誓上人(市川右團次)は宗教を通じて民だけでなく三河武士の心をつかんだのです。発端は野寺本證寺の守護使不入権を松平の家臣が侵したからとも、野寺本證寺と並んで三河三箇寺と呼ばれた一向宗の寺院・上宮寺から無理やり米を税として徴収したからともいわれています。これにより空誓上人(市川右團次)は一向宗のリーダーとして一向一揆に関わります。

空誓上人の最期とは

三河一向一揆からおよそ20年後、ようやく三河国で一向宗の禁教が解かれました。空誓上人(市川右團次)は許可も得ずに一向宗の道場を立ててしまいましたが、あまりお咎めのないままその後には念願の野寺本證寺の復興を果たしています。晩年、空誓上人(市川右團次)は(松本潤)と協調する方向で活動を進めました。そのかいあって、家康(松本潤)と面会したり、江戸城に招かれたりと厚遇を受けることができました。1614年に70歳で亡くなったといわれています。

空誓上人の性格について

人の心をつかむカリスマ性から、目的を真っ直ぐみつめた天性の人たらしといえます。民にとっては税の徴収が厳しく、食べ物がなければ生き生きと暮らすこともままならず、武士にとっても戦ばかりで心と体が疲弊するばかりです。国としてまだまだ発展途上だったこともありその苦しさはひとしおだったのでしょう。そんなとき踊って祈れば極楽浄土へ行けると言われ、極楽浄土へいけばつらいことはないと言われてご飯も食べられる場所があれば、自然と人はそちらへ向かいます。三河一向一揆を望んだわけではなく、教えに従った結果だとすれば和解後の空誓上人(市川右團次)の一向宗を立て直した手腕にも納得がいきます。彼はきっと一向宗をひとつの救いの形として後世にも残るようにしたかっただけなのだと思います。

空誓上人を演じる市川右團次さんの演技

史実を思えばかなり渋い見た目になっている空誓上人(市川右團次)ですが、ドラマではそれが説得力を持って民や武士の心をつかんでいるように見えます。説法のシーンも変装した家康に武士と僧侶の違いを解くシーンも、思慮深く頭の切れる僧侶として存在感があり、さすがとしかいいようがありません。今後のドラマでもきっと良い演技で空誓上人(市川右團次)を演じきってくれると思います。

「どうする家康」を演じているキャスト一覧はこちら!
登場人物の最期について書いています。

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